人物を撮影するときに最適なのが「ポートレートモード」です。背景をぼかしつつ、「ビューティモード」で肌や輪郭を美しく整えてくれます。カメラを「ポートレードモード」に設定してカメラを構えると、顔を認識して黄色い枠が表示されます。ポートレートモードの背景は「ボケ味」をオン/オフできるので、旅行先などで背景をしっかり写したいときはオフにするといいでしょう。

今回、背景の色と洋服の色が似ていたために、右腕の一部にも「ボケ味」が掛かってしまいましたが、それ以外はしっかり人物のみ切り取られています。背景をぼかしつつ、ビューティモードが利用できるのは嬉しいですね。

  • ポートレードモードで背景の「ボケ味」をオフにした画像です

  • ポートレードモードで背景の「ボケ味」をオンにした画像です

アウトカメラには、動画も含めて11のモードが用意されています。設定を変えずに撮影しても美しい写真になりますが、「プロ写真」モードではデジタル一眼レフカメラのように、ISO感度やシャッタースピードなどを好みに変更することができます。

  • カメラの初期状態のまま、カフェで撮影。暗い店内でも明るい写真が撮れました

  • 同じ状況でのiPhone Xでの撮影例です。ハイエンドスマホとの比較は厳しいかと思いましたが、nova lite 2の方が好みだと感じる人もいるかもしれません

  • 「プロ写真」モードでホワイトバランスを調整しているところです

インカメラは自撮り向きのシャッター機能も

インカメラにもビューティモードが適用できます。ビューティモードでは、肌のしわやしみ、くすみも美しく補正してくれます。ビューティモードは0から10まであり、カメラで自分の顔を見ながら調整し、最適なレベルで撮影することができます。

  • ビューティモードを0に設定した写真です

  • ビューティモードを5に設定した写真です。鼻の横のほくろが目立たなくなり、肌も美しく補正されています

セルフィー時に便利なのが、カメラに向かって手をかざすとシャッターが切れる機能です。カメラに向かって手をかざすと、3秒後にシャッターが切れるので、手をかざしたポーズ以外でも撮影できます。シャッターを押すときにぶれたり、シャッターを押すためにスマホを近くにしたりする必要がなく、とても便利な機能です。

  • セルフィーのときは画面に手をかざすとセルフタイマーのようにシャッターを切れます

HUAWEI nova lite 2は主要なMVNOでの限定販売で、事業者によって販売価格やカラーが異なります。想定販売価格は2万5980円(税別)ですが、キャンペーンで1万円を切っている事業者もあります。

動画の再生や画面スクロールなどで動作が少しもたつくことはあったものの、この価格でこのカメラ機能が手に入るとは、かなりコストパフォーマンスが良いと言えます。本体デザインも決して安さを感じさせません。人物や自撮りの写真を撮りたい、そしてネットがそれなりに使えれば……というユーザーには最適な一台ではないでしょうか。