厳しい寒さが落ち着いてきて、昼間はなんだか春が近づいているのを感じます。春といえば「桜」。新海誠さんのアニメーション映画『秒速5センチメートル』によれば、桜が落ちる速度は秒速5cmだそうです。

春といえばもうひとつ、「新生活」です。ぼーっとしていたら4月の訪れなどあっという間、その速度は秒速5センチメートルどころではありません。もうすぐやってくる春の新生活に合わせ、グループセブ ジャパンは2月28日、ティファールの新製品発表会を開催しました。新製品として、衣類スチーマー、スチームアイロン、電気ケトルなどを3月に発売します。イベントでは、フリーアナウンサーのカトパンこと、加藤綾子さんも登場しました。

  • ティファール春の新製品

    登場した加藤綾子さん

衣類スチーマーは、1分間あたりのスチーム放出量で業界NO1をほこる(2017年7月Research Institute Textile Care and Cleaning調べ)「アクセススチーム プラス」と、軽量モデル「アクセススチーム ライト」の2機種を用意。希望小売価格はアクセススチーム プラスが15,000円(税別)で、アクセススチーム ライトが11,000円(税別)です。

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    アクセススチーム プラス

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    アクセススチーム ライト

グループセブ ジャパンは、「衣類スチーマーは、スチーム放出量がすべて。多ければ多いほどシワをのばせる」と熱弁。アクセススチーム プラスは、1分間で20gのスチームを放出します。他社の衣類スチーマーでは、1分間あたりのスチーム放出量は10gほどなので、かなり大容量ということがわかりますね。ターボモードで20g、デリケートモードでは14gと、衣類の種類に合わせてスチーム放出量を変えられるのも嬉しいところ。

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    アクセススチーム プラスのスチーム放出口

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    ターボモードとデリケートモードを選べます

タンクに入る水の量は185mlで、一度給水すればワイシャツ5枚ほどに使えるそう。水を入れて40秒でスチームが放出できる状態となります。ですが……よくテレビショッピングで衣類スチーマーを紹介しているお姉さんが、「すごーい、すぐにシワがのびますよぉ~」(注:かなり主観が入ってます)と言っているのを見て、「絶対うそでしょw」と思っていた筆者。

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    ひねくれた筆者はテレビショッピングを見るたびに疑っていました

タッチ&ドライコーナーで使ってみると、おお。シワがのびるのびる。こんなにすっとシワがなくなるなんてびっくり! シャツを一往復させれば、もうこのまま着て外へ出ても恥ずかしくない状態です。シャツのほかにも、レザー以外であればすべての衣類で使えると、担当者は自慢げ。ただ、本体重量は約1,220g(水タンクが空の場合)なので、水を満タンに入れると少しずっしり感じました。

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    スチームが見えにくいですが、スチームを放出してシワをのばす様子

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    シャツの左側がスチームを一往復させたもの、右側はスチームを当てていない状態です

軽量モデルの「アクセススチーム ライト」は、本体重量が925g(水タンクが空の場合)。アクセススチーム プラスよりも20%軽量で、手にもって使いやすいモデルとなっています。スチーム放出量は1分間あたり15gです。

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    アクセススチーム ライト

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    アクセススチーム ライトのスチーム放出口

アイロンや衣類スチーマーを含む衣類ケア市場は、5年間で70パーセントも成長しています。「そもそも日本人はアイロンがけが嫌いな人が多いから、手軽にシワのばしができる衣類スチーマーが好まれているんです」と分析。アイロン台を準備すること自体が面倒くさい、筆者のような人のためにある製品ですね。

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    衣類ケア市場は成長を続けています

イベントでは、加藤綾子さんが登場。加藤さんは、平昌五輪の取材にも、ティファアールの衣類スチーマーを持って行ったそう。アクセススチームプラスを、ニットやプリーツスカート、メンズのワイシャツで実践しました。「シンプル操作なのが嬉しい。朝の忙しい時間にぜひ使って欲しい」と話しました。

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    アクセススチーム プラスを使う加藤綾子さん

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ティファール最高峰のスチームアイロン「アルティメット」と、アイロン機能とスチーム機能の両方を備えた「トゥイニー ジェットスチーム」も用意。アルティメットでは、1分間で140gのスチームを噴射し、頑固なシワも根元からのばしていきます。希望小売価格は、アルティメットが23,000円(税別)、トゥイニー ジェットスチームが6,500円(税別)です。

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    アルティメット(左)と、トゥイニー ジェットスチーム(右)

このほか、電気ケトル「Safe2Touch」も発表。ティファールの電気ケトルといえば、「あっ! という間にすぐに沸く」でおなじみ。累計出荷台数2,000万台を超えている看板製品です。電気ケトル市場は成長傾向にあり、その理由として、新生活を始める若い世代が電気ケトルを好んで購入することをあげていました。ティファールの電気ケトルは、60度、70度、80度、85度など、飲み物に適した温度に細かく調整できるのが利点。

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    電気ケトル「Safe2Touch」

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    電気ケトル市場規模は拡大しています

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    飲み物に適した温度に細かく調整できるのは嬉しいところです

Safe2Touchは、不意に触ってもやけどしないよう、お湯を沸かしても外側が熱くなりません。また、電気を使わず30分間、80度での保温が可能です。内部はステンレス製の継ぎ目ない構造で、お手入れもしやすいといいます。希望小売価格は8,300円(税別)です。

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    手に持った様子。重量は1,132g(電源プレート含む)です

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    内部はステンレス素材

調理器具の最高峰「Experience」シリーズのラインナップも拡充。圧力鍋に加え、「シチューパン&スチーマー」「ソースパン」「ウォックパン」「エッグロースター」「フライパン」をExperoenceシリーズとして販売していきます。「調理方法によって、それぞれ適している素材も異なる」として、シチューパン&スチーマーはステンレス、フライパンはアルミ合金といったように、調理器具ごとに使われている素材が異なります。

希望小売価格は、シチューパン&スチーマーが22,000円(税別)、ソースパンが11,000円(税別)、ウォックパンが14,000円(税別)、エッグロースターが7,000円(税別)。フライパンは直径が20cm、24cm、26cmの3モデルがあり、希望小売価格はそれぞれ10,000円(税別)、11,000円(税別)、12,000円(税別)となっています。

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    調理器具の最高峰「Experoence」シリーズ

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    調理器具ごとに異なる素材を使っています

「ティファール」ブランドを冠する製品が日本で初めて発売されたのは1998年。1998年といえば、映画「タイタニック」や「踊る大捜査線 THE MOVIE」が大ヒット。音楽では宇多田ヒカルさんがデビューした年でした。グループセブ・ジャパンは、「今後も変わらず、ひとつひとつの製品に対して機能や利便性以外に、「楽しさ」を詰め込むことをモットーとしていきます」と力強く語りました。

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