シャープとKDDIは2月21日、au「AQUOS」スマートフォンのオーナーイベント「au × AQUOS Special Night」を開催。抽選に当たった幸運な28名が、スペシャルな夜を過ごしました。イベントでは、シャープ製スマートフォン最新モデル「AQUOS R」のカメラ機能体験や、AQUOS R開発者との座談会、そしてauの「おもいでケータイ再起動」などを実施。簡潔ではありますが、その様子をお伝えします。
AQUOS Rのカメラ機能体験では、カメラマンの黒田智之氏が登場。スマホを使っていわゆる「インスタ映え」する写真の撮り方を伝授しました。AQUOS Rのメインカメラは、2,260万画素のCMOSイメージセンサーを搭載。焦点距離は22mm相当(35mmフィルム換算)で、F値は1.9。暗いところでも明るく、高画質な写真を撮影可能です。
黒田氏は、「撮り方に困ったらスマホの向き逆さにしてみる。これだけで驚くほど写真が変わります」と語り、AQUOS Rを逆さまにして撮影した作例を紹介しました。
撮影会では、参加者もAQUOS Rを逆さにして撮影。確かに、通常の向きで撮影するよりも見栄えのよい写真が撮れていました。参加者は大喜びです。
過去に使用していた携帯電話を充電・再起動させ、思い出の写真をプリントする「おもいでケータイ再起動」も実施。参加者は昔使っていた携帯電話を持参し、データフォルダに残った写真を見返して、感傷に浸っていました。何名かにお話を伺うと、亡くなったペットの写真や、今飼っているペットの幼いころの写真をプリントしていました。
筆者もおもいでケータイ再起動に参加。多くの参加者がペットの写真を現像する中で、昔付き合っていた思い出の彼女でもプリントして、インパクトを残そうと思ったのですが……。結局見つからず、無難に昔飼っていたゴールデンレトリバーの写真を選んでしまいました。切腹ですね。
イベントでは、過去のシャープ製ケータイ電話やスマホが展示されていました。個人的なエピソードがあるのは「ISO01」。シャープの中では「スマートブック」というジャンルに位置する、シャープ初のAndroid端末(2010年発売)。液晶画面の下には、折り畳み式のキーボードとトラックボールが付いています。画面はタッチ液晶です。
当時高校生だった筆者は、これが次世代の携帯電話になるに違いないと確信。「ママあれ欲しい!! 」とダダをこねて買ってもらおうとしたのですが、最後は別の携帯電話をしぶしぶ購入した記憶があります。あれから時が流れ、今の主流はスマートフォン。キーボード付きのケータイは流行りませんでしたね。
開発者との座談会も盛り上がりました。参加者が開発者に意見をできる貴重な機会。特に多かったのは色の要望です。「ピンクやムラサキといった、挑戦的なカラーのスマホが最近減ったので作って欲しい」と、目立つ色のスマートフォンが欲しいと開発者に力説する人が見受けられました。
その理由を尋ねてみると、「黒や白はキレイだけれど、周りに埋まってしまって、部屋で見つからないときに探しづらい」とのこと。シャープはこうしたユーザーと開発者が直接交流するイベントを通して、新機能のヒントを得ているといいます。
最後に集合写真を撮影してイベントは終了。参加者は「おもいでケータイ再起動で懐かしいペットに会えてうれしい」「カメラ撮影講座のおかげで、インスタ映えする写真が撮れそう」と満足げに帰っていきました。
シャープは今後、NTTドコモ、ソフトバンクの「AQUOS」ユーザーに対しても、同様のイベントを実施していきます。