取り付け・導入は超簡単

PS4は、内蔵HDDを換装しやすい構造にはなっています。しかし、HDDを換装するにはセーブデータをUSBメモリに退避(またはPlayStation Plusへアップロード)したり、パソコンを使ってあらかじめシステムソフトウェアをUSBメモリへダウンロードしておき、そのプログラムを使って起動する必要があるなど、そこそこ敷居が高いのも確か。

それに対してSSDを外付けにする場合、SSDをUSB 3.0ケースに入れてUSBケーブルでPS4に繋ぐだけで、「PS4用としてフォーマットしますか?」という表示が出ます。「高速化はしたいけど、改造なんてしたことないし…」なんていう方にも安心です。それこそ、スマホの液晶保護シートを貼るよりも簡単です。

  • 本来はノートPCなどに内蔵する2.5インチのSSDドライブを、外付けとして使えるようにするためのケース。900円~程度

  • ケースのフタを開けたところ。左側にあるコネクタに、SSD(またはSSHD)の端子部分の向きを合わせて、スポっとはめるだけ

  • ドライブを入れたところ。2.5インチで厚さ9.5mm未満という、一般的なノートPC用の内蔵ドライブであれば入ります(写真は2.5インチで7mm厚のSSHD)

ドライブはどれを買えばいいの?

外付けドライブとして認識させるために最低でも250GBのものを選ぶ必要がありますが、1万円台前半の安価なSSDで充分です。SSDは高価なので、250GB以上で、できるだけ安いものを選ぶといいでしょう。1万2,000円程度で買えるはずです(2018年2月現在)。
※SSDのメーカーによってはスペックに「250GB」と記載していても、実際には「249.9GB」など僅かに容量が足りず、PS4でフォーマットできなかった機種もあるようです。256GBなど、少し余裕のある容量を選んだ方が確実です。

必要なパーツは、SSDの他にもう一つ。パソコンの内蔵用ドライブを使う場合、これをUSB 3.0の外付けとして使うためのケースが必要になります。ケースは1,000円未満のものもありますので、お好きな外観のものを選びましょう。たいていUSB 3.0ケーブルも同梱されていますので、別途お買い求めになる必要はありません。

ちなみに、「少しでも安く仕上げたい」という人にはSSDの代わりにSSHDを使う方法もあります。SSHDとは、HDD+SSDというハイブリッドタイプです。すべての容量をSSDにすると高額になるので、1TBなどのHDDに8GB分程度のキャッシュメモリを搭載。HDDから読み込んだデータをメモリに保存しておき、同じデータを読み込む時には、キャッシュメモリから読み込むので、ロード時間が短縮されるというもの。SSHDでしたら、コスパのいい1TBモデルでも9,000円~で手に入るため、ケース込みで1万円未満で済みます。しかも、容量は12,000円~のSSDと較べて4倍増えるというメリットもあります。