2017年11月下旬に発売された日本HPのプレミアムPCシリーズにおいて、真っ白な意匠がひときわ目立つのが「HP Spectre 13-af018TU」(以下、Spectre 13)です。前年モデルを使用する筆者が気になっていたポイントが、あれもこれも改善されていてビックリ! さっそくレビューしていきましょう。
まず独断の感想を書きたいっ。このSpectre 13は、「いま一番かっこいいパソコンの1つであり、所有感を満たすオススメ製品」であることに疑いの余地はありません。真っ白なセラミックホワイトの本体に、きれいな淡いゴールドのアクセント、クラス最薄の美しいフォルム……。高性能で使い勝手もよく、軽くて持ち歩きやすく、どこで広げても野暮になりません。ある意味、人前で広げるだけで気分が上がります。
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Spectre 13はきれいなパソコン。男性よりも女性の評価が高そうです。マイナビニュース・デジタルの女性編集Mもうっとりしてました
■試用機の主な仕様 [製品名] HP Spectre 13-af018TU [CPU] Intel Core i5-8250U(1.60GHz) [メモリ] LPDDR3 2133MHz 8GB [グラフィックス] Intel HD Graphics 620(CPU内蔵) [ストレージ] 256GB SSD(PCIe・NVMe・M.2) [光学ドライブ] なし [ディスプレイ] 13.3型IPSフルHD(1,920×1,080ドット)光沢、タッチ対応 [OS] Windows 10 Pro 64bit [サイズ/重量] 約W308×D225×H10.4～12.5mm / 約1.11kg [直販価格(税別・送料別)] 149,800円～
もしいま、細かい条件抜きで何か1台選べといわれたら、筆者は迷いなくSpectre 13を選びます。本当にいいです。新生活シーズンを控え、新社会人や新大学生向けのちょっと良さげなパソコンを探している人にも注目して欲しい1台。自分で買うのもオススメですが、入学のお祝いなどにも。贈られて嬉しくない人はいないと思います。
冒頭でも触れた通り、筆者は前年モデル「HP Spectre 13-v108TU」を仕事でモバイル利用しています。2017年春に購入したとき、いくつかの条件で絞り込み、最後の決め手にしたのは「見た目」でした。自分の目を信じてよかったと、大変満足しています。
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左が新型のSpectre 13、右が筆者のSpectre 13
そんな愛用パソコンの後継機が出て、気にならないはずがありません。
もっとも目を引く変更点は、美しさの際立つセラミックホワイトの本体カラー。筆者の愛機(従来モデル)は、ダークグレーにブロンズゴールドをあしらったデザインで、これはこれでシックで素晴らしいのですが、ホワイトは次元がひとつ違うエレガントな印象があります。
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Spectre 13の正面
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Spectre 13の背面
女性の知人に披露すると、「パソコンなのにきれい!」とまずは驚き、次いで少し現実に引き戻されて「でも、汚れそう」という反応でした。その通り、ホワイトはキレイな半面、汚れが目立つ難しい色です。
特にツヤ消しの施されたセラミックホワイトは、ホイップクリームのようなふんわりした美しい色合いで、ホコリがちょっと乗っただけでも目立ちます。日本HPが、あえてこの難しい色を投入したのは、自動車などで使われるアニオン電着塗装を施し、従来の塗装の2.5倍という耐久性を実現できたため。たとえ汚れが付いても、乾いた布でサッと拭き取るだけで汚れを取り除けます。
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Spectre 13の左側面
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Spectre 13の右側面。どこから見てもスリム
ブランド名の「Spectre(スペクトル)」は、ラテン語の「Specto」に由来し、意味は「見る」です。その語源に恥じぬ、底面まで真っ白な塗装で統一した作り込み。天面はアルミの削り出しに塗装してあるのに対し、底面は剛性に優れたカーボンファイバーを採用。色味がそろっているため、素材が異なることに気が付かない人もいそうです。
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Spectre 13の天面
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Spectre 13の底面。持ち歩いた時のスキのなさといったら!
指紋が付きにくく、持ち歩いていてもあらゆる角度からの鑑賞に堪えるハイクラスなラグジュアリーさ。美しさにこだわってデザインされた、見ることに、そして見られることに応えるポテンシャルを持っています。まさにダンディな男性と、エレガントな女性が持つにふさわしいパソコン、Spectreの名に恥じない1台といえるでしょう。(編集長:さっきから褒めすぎじゃない!? イイ物なのは間違いないとして……)
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重量はスペック通りの1,110g(1.11kg)
