Vivaldi Technologiesは2018年1月31日、「Vivaldi introduces vertical reader mode|Vivaldi Browser」において、パワーユーザー向けWebブラウザVivaldiの最新版となる「Vivaldi 1.14」の公開を発表した。
Vivaldi 1.14では、リーダービューに日本のユーザーからの要望が多かった縦組みモードが追加されたほか、メモ機能におけるMarkdown表記のサポート、再配置可能なWebパネルの実現、検索エンジンの並び替え機能の導入などが取り込まれている。
日本では新聞や小説、雑誌など多くの紙媒体コンテンツで右縦書き(文字を上から下へ記述し、行末まで来たら1行分左の最上部に移動してまた上から下に文字を記述するスタイル)が使われている。雑誌では右縦書きと左横書きが混在しているものも多い。一方、コンピュータ上では、日本語を含め左横書きが使われることが多い。
しかし、ここ数年で縦書きレイアウトに関する標準規約の策定が進んだこともあり、Web技術を利用することで日本語を左縦書きで表示することが容易に実現できるようになってきた。
Vivaldi 1.14からはVivaldiがネイティブに縦組みビューを提供するため、別途エクステンションをインストールしたり専用のビューアを用意したりすることなく、Vivaldiのみでコンテンツを縦組み表示にして閲覧することが可能になる。