説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『旅先で撮った写真をまとめて見るベストの方法は?』という質問に答えます。

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スマートフォンのカメラ機能のいいところは、撮影日時と位置情報を写真に記録してくれることです。扱いを誤るとプライバシー漏えいにつながることもありますが、旅行であちこち動き回ったときでも、どこで撮影した写真かが正確にわかります。もちろんiPhoneで撮影した写真も撮影日時・位置情報を記録できますから、旅の思い出作りにひと役買います。

そんな旅先で撮った写真は、『写真』アプリを使うとまとめて表示できます。「写真」タブで「モーメント」を表示しているとき地名部分をタップすると、あわせて撮影された写真もまとめて表示できます。その画面にある「撮影地」欄には、撮影した地点に写真が並べられ、ごく近くで撮影した写真が複数ある場合は枚数が表示されます。旅先でどれだけの写真を撮影したかがすぐにわかるほか、以前に訪れたときの写真が保存されている場合にはそれも表示されますから、思い出を振り返るという意味でもバッチリでしょう。

検索機能も有用です。画面上部に表示されている虫メガネをタップし、地名を入力して「検索」ボタンをタップすれば、ライブラリにある写真の撮影位置情報と照合して該当するものをまとめて表示してくれます。「ヨーロッパ」など広域にわたる地名は利用できませんが、「ドイツ」や「イギリス」などの国名、「ロンドン」や「ベルリン」といった都市名もカタカナ表記で使えます。

写真の楽しみかたは人それぞれですから、なにがベストかは断定できませんが、個人的には「空港」や「駅」といった旅に欠かせないキーワードで検索することが気に入っています。検索結果として表示される写真は「空港」や「駅」で撮った写真そのものですが、写真を長押し(3D Touch)して「この日の写真を表示する」をタップすると、空港や駅からはじまるその日の旅を振り返ることができますから、お勧めですよ。

  • 地名を頼りにするだけでなく、空港や駅など旅の出発点から写真を振り返りはじめるのも一興です