これからもずっと、一緒にいたいんだ

筆者が持っているiPod classicは、さすがにもう前線から退いたものの、きちんと電源が入りますし音楽を聴くこともできます。まだ元気なiPod classicを使っている人は、とにかく慎重なハンドリングを心がけましょう。iPod classic自体は衝撃に強い音楽プレーヤーですが、ストレージに使われているHDDは、回転中に衝撃が加わると壊れやすい記憶媒体です。

また、水濡れにも十分気を配らなくては。今やiPhoneを含む多くのスマホが防水対応なので、濡れた手でボタンを触ってしまうなど、気づかない間に電子機器の水濡れに無頓着になっている自分がいるかもしれません。

  • iPod classic

    筆者のiPod classicは、最新のmacOS / iTunes環境でちゃんとアイコンが読み込まれます

ただ、いくら気を付けながらやさしく丁寧にiPodを扱っていても、時計の振り子を無理矢理押さえつけて止めることはできません。内蔵バッテリーがヘタって、突然iPodが沈黙してしまうことだってあるでしょう。そんな時には、Appleが実施している「iPodの修理サービス」のドアを叩いてみましょう。

サービス料金は、モデルの違いや、恐らく故障の度合いによっても詳細が変わってくると思います。Apple Care+や製品限定保証の対象外修理サービスに該当しない場合の料金表をチェックしてみたところ「iPod classic 160GB (Late 2009 = 最後の世代)」の場合は修理費用が33,800円、バッテリー交換が6,600円でそれぞれ消費税がプラスされ……って高ッ! それにしても、Late 2009以前のモデルはどうなるのでしょうか? 故障してない場合も、メンテナンスだけのお願いとかもできるのでしょうか。

気になるところも残りますが、それなりにお金をかける覚悟があれば、iPodの修理を受け付けてくれる窓口が健在であることはわかりました。また、インターネットで検索すると、独自に確保した純正パーツでiPodを修理するサービスを提供している会社もいくつか見つかりました。もし手元に故障しているiPod classicがあって、復活させたいと考えている方は、見積もりから依頼してみてもよいのでは。