君によく似た誰かと、幸せになってみせるから

ふと冷静になって考えてみると、iPod classicにこだわり続ける意味は本当にあるんでしょうか。

気がつけば音楽再生のトレンドはもうハイレゾやワイヤレスに移行しています。自慢だった大容量ストレージも、今ではiPhoneに256GBのフラッシュメモリーが載っています。さらにオーディオマニア的な目線から弱点を指摘すると、常に回転し続けているHDDよりも、フラッシュメモリーから音楽ファイルを再生した方が音質的にも有利です。

「だったらiPhoneでいいじゃん」という指摘もあるかもしれませんが、今回は「音楽プレーヤー」の乗り換えをどうしますか? というテーマなので、ここではあえてiPod classicと同じぐらいに魅力的で、評判のよい音楽プレーヤーを紹介したいと思います。

  • iPod classic

    iPod classicの"次"を考えよう

ひとつはFiiOの「X3 Mark III」。最大192kHz/32bitのハイレゾ再生とBluetoothによるワイヤレス再生に対応し、最大256GBのSDカードをストレージとして使用できます。ユーザーインタフェースにはタッチホイールを採用。11月に発表されたばかりの新製品なので、日本での正式な発売時期や価格がまだ決まっていません。前機種の「X3 2nd generation」が3万円台だったので、「X3 Mark III」も同じような価格帯であれば、選択肢に入ってきそうですね。

もうひとつは中国のQuestyleというメーカーの「QP2R」という音楽プレーヤー。ハイレゾ対応で音はかなり良いです。ホイールコントローラーも付いてます、が、とびきり高いです(16万円ぐらい)。……ここは思い切って、ホイールコントローラーをあきらめてみませんか? そうすれば3万円台で購入できるパイオニアの「XDP-20」、コウォンの「PLENUE J」、2万円台のソニー「ウォークマン A40」シリーズといった選択肢も見えてきますよ。

  • iPod classic

    「ホイールコントローラー」を諦められれば選択肢が広がるかも (写真はウォークマン A40)

でもやっぱりiPod classicを貫きたい!という方は、仕方ないので今のうちにサブのiPod classicを買い増し、確保しておきましょう。中古品なら、アキバのショップを丁寧に足で回れば美品が見つかることもあります。

インターネットオークションを使う手もアリです。以前に筆者の友人が海外のネットオークションサイト、「ebay」でiPod classicをまあまあの値段で手に入れた、と自慢していました。ただ、インターネットでの買い物は商品のコンディションを確認しづらいですし、たまにやり取りのトラブルも発生するので、あくまで自己責任でお願い致します。