ネオジャパンは12月5日、専用ソフトやプラグイン無しでウェブ・ブラウザ間のボイスチャット、ビデオチャット、ファイル共有ができる技術である「WebRTC技術」をベースにしたリアルタイムコミュニケーション分野に本格参入し、今後、新社会インフラサービスとして、働き方改革を実現するためのリモートワークやリモート商談をはじめとした遠隔業務ツール、教育ツール、医療ツール等さまざまな業種・業態に対応したテレコミュニケーションサービスを開発・提供していくことを発表した。

製品・サービスの開発にあたっては、今後、国内外の有力ベンダーと技術提携し、それぞれの技術特長や得意分野で共同し、ネオジャパンのグループウェア技術との融合で、市場から求められる多彩なニーズに対応していく。

まず第一弾の製品として、2018年春には、1対多のWebセミナーを手軽に構築できるソリューションツール『desknet's Webinar(仮称)』をリリースする予定だ。同製品は各ベンダーのサービスにも対応している他、まずは、日本国内でWebRTC サーバソフトウェアを提供する時雨堂社の製品に対応している。そして、利用者へのソフトウェアライセンス提供の他、WebRTCの仕組みをサービス化し、製品カスタマイズやOEM提供など、サービスベンダー向けのニーズに合わせたシステムインテグレーションサービスとしても提供いくという。

すでに、グループウェア『desknet's NEO』の一部既存利用企業に対し、新たな市場開発を目的とした本製品のテストトライアルを実施しており、業種向け個別サービスの開発も進んでいる。