Appleは、12月4日から12月10日のコンピュータサイエンス教育週間に合わせて実施するHour of Code無料セッションの参加予約を開始した。AppleがHour of Codeに参加して5年目となる今年は、毎日プログラミング講座が開催される。

  • 12月4日から12月10日にかけて、今年もコードの時間がApple Storeにやってくる

昨年までと異なり、今回は1プログラムだけなく、5つのセッション(講座)が開講される。予定されているセッションは以下の通り。

  • Kids Hour:スター・ウォーズのドロイドをプログラミングしよう
  • Kids Hour:Spheroで迷路にチャレンジしよう
  • How To:プログラミングを始めよう
  • How To:Swift Playgroundsでロボットをプログラミングしよう
  • Teacher Tuesdays:アプリケーション設計とプログラミングの基礎

子供向けのKids Hourセッションでは、Spheroが販売する各種スマートトイを使ったプログラミング基礎を学べる。12歳以上の受講者に用意されたセッションは、iPadでSwift Playgroundsを使ってプログラミングの概念を学んだり、プログラミングにより実際にロボットを動かしたりできる。新設のTeacher Tuesdaysセッションでは教職員を対象に、新しい教材や授業のテーマを使って生徒にプログラミングを指導する方法を伝授する。

  • 今年から始まった無料の学習講座「Today at Apple」として実施。子供向けに「Kids Hour」も用意

App Storeで無料提供されているSwift Playgroundsには、新たにHour of Code用の課題が追加されている。生徒はこれを使うことでデジタルロボットを組み立てながら、サイボーグアイ(目)、電動フラフープのアーム(腕)などの部品を取り付けられるといった、カスタマイズが行える。

  • Swift PlaygroundsにはHour of Codeの新しい課題が加わり、生徒は自分だけのデジタルロボットを作り上げることができる

Appleが新たに打ち出したEveryone Can Codeカリキュラムには、Swift Playgroundsの課題を中心とした無料のHour of Codeガイドが含まれ、これにより、学校の授業、各地のコミュニティセンター、放課後プログラムの場で、簡単にプログラミング教育をスタートできるようになっている。学校側で、Swift PlaygroundsとHour of Codeガイドをダウンロードすれば、手軽に独自の1時間分のHour of Codeイベントを実施することもできる。

  • Everyone Can Codeとして教職員に提供するツールとカリキュラムは、生徒たちにプログラミングを身近なものにするための支援となる

各地のApple Storeで開催されるセッションの内容は、こちらよりチェックが可能で、受講申し込みも行える。