iOS 11ではiPadの様々な機能が大きく変わりました。その一つがマルチタスキングです。これは、同時に2つのアプリの画面を表示させるiPadならではの機能のこと。iOS 10とは分割の方法が違うので、戸惑っている方も多いかもしれません。

マルチタスキングには、2つ目のアプリが"浮いた"状態の「Slide Over」と、2つとも埋め込んだ状態の「Split View」の2種類があります。それぞれの使い方をご紹介します。

Slide Overの使い方

アプリを開いた状態で、もう一つ別のアプリを別ウィンドウで立ち上げることができます。これがSlide Overです。

アプリを開いた状態で、下から上に小さくフリック。Dockが出てきます

Dockからアプリアイコンを画面上に引っ張り出し、手を離すと……

2つ目のアプリが別ウィンドウとして"浮いた"状態で表示されました

Slide Overのウィンドウは画面上で右寄せ・左寄せにすることができます。一時的に画面外へ隠すことも可能です。

ウィンドウ上部を押さえてスライドさせると……

ウィンドウの位置が右(または左)に寄ります

画面外へフリックすると一時的に隠れます。隠した部分から内側へフリックすると、再度表示されます

Dockから別のアプリをドラッグ＆ドロップすると、浮いているウィンドウのアプリを切り替えられます。

Slide Overの状態でDockを表示

別のアプリをドラッグ＆ドロップすると浮いているウィンドウがそちらに切り替わります

Split Viewの使い方

Slide Overの画面を"浮いた"状態ではなく、埋め込んで画面を分割するのがSplit Viewです。2つのアプリを7:3/5:5/3:7に分割することができます。

アプリを開いた状態で、下から上に小さくフリック。Dockが出てきます

Dockからアプリアイコンを画面の右端（または左端)にドラッグ＆ドロップ

7:3のSplit Viewになりました

境界線を動かすことで、画面の割合を変えることができます。

アプリの境界線を左右に動かして、5:5/3:7の画面に変更できます

アプリを消すには、そのまま画面の端まで動かします

Dockを表示させ、別のアプリをドラッグ＆ドロップすると、表示されるアプリを切り替えられます。

Split Viewの状態でDockを表示。別のアプリをドラッグ＆ドロップすると、アプリが切り替わります。左右どちらでもOK

Slide OverとSplit Viewを切り替える

Slide OverとSplit Viewは、簡単に切り替えることができます。

Slide Overの状態から、ウィンドウの上端を上にフリックすると、Split Viewに

Split Viewの状態から、ウィンドウの上端を下にフリックすると、Slide Overに