ホームボタンの役割全てを画面下部のジェスチャーに割り当てることはできない。物理的なボタンを画面内に再現しても良いかもしれないが、そうするとアプリから利用できないセーフエリアを広く取る必要があり、せっかくの大画面が、固定されたUIの要素で活かせなくなってしまう。
そこで、物理的なボタンが必要な他の動作を、デバイス右側にあるサイドボタンに持たせている。押す回数が多くなることを想定して、ボタンは大型化され、強度が高められていると筆者は推測している。
ホームボタン長押しが割り当てられていたSiri、そしてロック画面でのホームボタンに度押しが割り当てられていたApple Payは、それぞれサイドボタンの長押し、二度押しになった。Apple Payについては、ロック画面でない場合、マルチタスクと同じ操作であったことから、むしろiPhone Xでは分かりやすくなったと言える。
また、アクセシビリティのズーム機能の呼び出しはホームボタン3度押しだったが、これもサイドボタンの3度押しに変更されている。
スクリーンショットの撮影については、ホームボタンとサイドボタンの同時押しから、サイドボタンとボリュームボタン上の同時押しに改められた。電源オフはサイドボタンの長押しがSiriとかぶるため、サイドボタンとボリュームボタン下の同時押しとなった。
サイドボタン関連、とくに複数ボタンの同時押しについては、ホームボタンがなくなったことで、若干覚えにくくなってしまったというところである。