ファナックは25日、同日の取締役会において、平成30年1月1日付で同社の100%子会社で、プラスチック射出成形品を製造する「ファナックモールド」を、吸収合併することを決議したことを発表した。

今回の合併の目的は、同社グループにおける生産体制の見直しの一環として、ファナックモールドが行っているプラスチック部品の成形を当社が直接行うことだとしている。

また、合併の日程は、平成29年10月25日の合併承認取締役会において合併契約書の締結、平成30年1月1日(予定)が合併の効力発生日となっている。合併方式は、ファナックを存続会社とする吸収合併方式で、ファナックモールドは解散する。

なお、この合併による株式その他の金銭等の割当ては発生しない。消滅会社であるファナックモールドは非上場会社であり、新株予約権および新株予約権付社債の発行は行っていない。

合併後のファナックの名称、所在地、代表者の役職・氏名、事業内容、資本金および決算期に変更はない。同社によれば、合併による平成30年3月期当社業績(連結)への影響は軽微であるとしている。