東芝機械は、電動式射出成形機ECシリーズの最新機種として、インダストリー4.0への対応を見据えて各種機能を強化した「EC - SXIIIシリーズ」を開発したことを発表した。

同シリーズは、軽量化成形、多材・多色成形などの成形技術を最適化したほか、大型機種(650t以上)の型開閉速度の向上と金型交換に要する時間短縮を図り、段取時間と生産サイクルの短縮を可能とし、高生産性を実現した。さらに、型締力UP仕様(オプション)も用意している。

電動式射出成形機ECシリーズの最新機種「EC - SXIIIシリーズ」

また、射出成形機と周辺機器の接続機能を充実させ、成形機から機能の一元設定を可能とした。成形条件と周辺機器設定を一括管理することで、設定ミスの防止と省人化に貢献する。さらに、視認性と操作性、設定自由度を向上させた新型コントローラを開発したほか、操作パネルを、19型の抵抗膜式タッチパネルを採用した上下2段画面構成とするなど、使いやすさの向上も図ったという。

同製品は、10月24日~28日まで幕張メッセで開催されている「IPF Japan 2017」に出展する予定だとしている。