バンダイナムコはロボット一色

ガンシェルジュ ハロ」の記事を見た読者諸氏も多いと思うが、バンダイナムコグループのブースはロボット一色だ。学習型の会話を行う「QC-RO」、玩具内のサーボモーターやLEDを簡単な操作でプログラミングできる「NABACOM」のほか、ユルロボットの展示も。光の方向に(上の植物鉢を)向ける「OTENTORON」や、8時間でやっとゴールに到達する「NOROBO」など、多数のロボットが勢ぞろいしていた。

バンダイナムコブースはロボットだらけ。「ガンシェルジュ ハロ」は版権者造形監修が入っているのと、バックエンドにIBMとVAIOの技術を使うという気合いの入った内容だ

ほんわりロボット「NOROBO」。スタートからゴールまで8時間設定のものは「3分に1秒だけ動きます」とナマケモノ状態。ユルすぎです

パナソニックの幼児向けロボット「cocotto」

パナソニックは、幼児向けソーシャルロボットを実演。31種類の顔を表現する白いボールが、しゃべりながらコロコロと転がる。子どもも大人も「これ欲しい!」と思うこと間違いなしだ。カメラを内蔵していて、「目の前の積み木を避ける」など、けっこう賢い。残念ながら、現状は外装を作るのが大変で、市販化はまだまだ先になるという。

パナソニックの幼児向けソーシャルロボット「cocotto」。転がる、しゃべると楽しさ満載で未就学児童をターゲットにしている。私が幼稚園児なら確実に欲しがります

表情もコミカルで豊か。移動は中央部分全体が回転する

JTBはタビナカのロボット活用を紹介

JTBブースでは、2016年から旅に関連するサービスを紹介している。2017年は、さまざまな理由で旅行に行けない人に代わって旅をするロボット「OriHime」を展示していた。多少のタイムラグがあるものの、リアルタイムで旅行先の動画を見てリアクションが起こせるというのは、それなりに実用性がありそうだ。

海外は遠すぎる、身体が不自由など、旅行できない理由はいろいろある。自分から離れた場所で、いわば自分の代理を務めるロボットが「OriHime」だ。ただし「今のところOriHimeと旅行するプランは用意されていません」(JTB)とのこと

旅行先に連れて行ったOriHimeのカメラ映像が、例えば自宅へとほぼリアルタイムに届く。端末のタッチ操作で、遠隔地のOriHimeにリアクションを取らせることができる