米Amazonは9月27日 (現地時間)、TV用のストリーミングデバイス「FireTV」の新モデルを発表した。4K/HDR(ハイダイナミックレンジ)をサポート。小型化されており、これまでのようにTVの横に置くのではなく、ChromecastのようにHDMIポートからぶら下げるように設置する。価格は69.99ドル、日本のアマゾン (Amazon.co.jp)での価格は8,980円。発売日は10月25日だ。

TVのHDMIポートに本体をぶら下げるように接続

入出力端子は、短いコードが本体から伸びるHDMI 1.4b出力と、反対側に電源ポート(Micro USB)

本体サイズは65×65×15ミリ、重量は87.1グラム。短いHDMIケーブルが本体から伸びており、電源アダプターに接続したFire TVをTVのHDMIポートに差し込む。

スティック型のFire TV Stickに近いコンパクトなデバイスになったが、1.5GHzのAmlogicクアッドコア・プロセッサを搭載、GPUはMali450 MP3だ。Fire TV Stickよりも性能が40%高く、最大60fpsの4K/UHDコンテンツを快適に楽しめる。HDR方式は互換性に優れたHDR-10をサポート、オーディオはDolby Atmosに対応する。メモリーは2GB、内蔵ストレージは8GB。ワイヤレスは、802.11Wi-Fi (802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1。

新しいFire TVと音声認識リモコン

Amazonプライム・ビデオやAmazonビデオのほか、Netflix、Hulu、AbemaTV、dTV、DAZNなどで提供される数千のテレビ番組、映画、ライブスポーツを楽しめ、また5,000個を超えるアプリを利用できる。同梱されるリモコン「音声認識リモコン」はマイクを備え、映画タイトルや俳優名、ジャンル名といったキーワードをリモコンに向かって言うだけで、Amazonビデオやプライム・ビデオのコンテンツの検索が可能。欧米では「Alexa Voice Remote」と呼ばれており、リモコンから音声デジタルアシスタント「Alexa」を利用できる。