個人と企業が連携した非営利のフリーランス支援組織「フリーランス協会」は8月29日、サイボウズの「kintone」を会員情報管理や賛助企業との連携といった事務局運営の基幹システムとして導入し、フリーランス協会のシステム開発を担うラフノートと3社共同で、「kintone」の新たな活用可能性についての実証実験を開始すると発表した。

具体的には、特定組織に属さず活動するフリーランスに対して、賠償責任補償や、所得補償、福利厚生、事業支援ツールなど、さまざまなベネフィットを迅速に提供するために、フリーランス協会事務局と損害保険会社、福利厚生サービス会社、会計サービス会社、金融機関などがkintoneを通じて協働する。

フリーランス協会は2018年5月末まで無償提供されるkintoneのライセンスを利用して、事業化と事例の公開を目指すとしている。