「あの会社」がアツイ

Maker Faire Tokyoでは企業が参加しているところも多い。社内のモノ作り大好きな人の集まりもあるが、特定の製品の部署も出展している。

今回アツイと思った筆頭はソニーだ。ソニーセミコンダクタソリューションズは来年早々にSPRITZERのマイコンボードとArduino UNO互換の拡張ピンを持った親基盤を発売し、開発環境もArduino IDE、EclipseとVisual Studioに対応するという事なので、非常に楽しみだ。オーディオに強いソニーが出す製品ゆえにハイレゾ対応DACも搭載しており、ミュージックプレーヤーにしたサンプルも置いてあった。

MFT2017ではソニー3連発。ソニーセミコンダクタソリューションズはIoT向けのZPRITZERを展示。プロトタイプ基盤は来年Q1にも登場する予定だ

開発環境もお馴染みなArduino IDE(左)やVisual Studio(右)、Eclipseにも対応し、写真を撮り忘れたがICEによるハードウェアデバッグも行えるそうだ

その横はソニーのクラウドファンディング「First Flight」からtoioが出展。子ども向けの玩具を出展するだけではMakerに響かないと、将来サポートする言語を募集していた(当然ながらNode.jsとPythonを望む声が大きかった)

SONYのクラウドファウンディング「FirstFlight」から生まれたtoioも単なるデモだけでなく、開発者向けのアンケートを実施。当然ながらNode.js、python、C/C++が人気だった

toioは12月発売予定。MFT2017来場者向けの特典予約としてキーホルダーが付く。個人的には真ん中のが欲しい

また、MESHは主催者特別企画のMake:Sports Challengeという形で出ており、MESHを使った道具を使ったゲームが用意されていた。次のMakerに強くアピールしていたブース群と感じた。

MESHは主催者ゾーンのMake Sports Challengeで活用されていた。もちろんMESHの体験コーナーもある

Sports Challengeは4つあり、MESHを使った小道具を使っている

また、東芝メモリもFlashAirをアピールするブースを今年も出展。毎回会場で配布している同人誌も第一号の2倍以上のボリュームに成長とアツさを感じさせていた。

東芝メモリはAirFlashのアピール。開発者向けのボードもかなり充実してきている

今回が4回目、ということで同人誌も4号。背表紙にFlashAir Doujinshi 4」と書けるまでに成長した