組み立て前のトライアル - "親子の連携"が鍵

続いて、PC組み立て前のウォーミングアップ代わりとして「ノートPCの組み立てトライアル」を開催。15分間でノートPCのメモリやヒートシンク、無線LANモジュールを取り付け、その速さと正確さ、「親子の協力度」を競うというもの。

実際の組み立てに入る前に「親子でトライアル」。ノートPCのパーツ取り付けを競う

作業の手順はディスプレイに表示されるが、先生役を務める飯山工場のスタッフは手出しやアドバイスができないというルールで、親子で協力しながらおそらく初めて触れるであろうパーツと格闘していた。特に無線LANモジュールは配線部分のコネクタが小さく、どのチームも苦戦していたようで、見守っていた「先生」たちがいまにも手伝いたそうにしていた。

細かい配線やモジュールの取り付けに苦労しつつも、親子で協力してパーツを取り付けていく

作業の様子を審査

成績優秀なチームには、G-Tuneブランドのゲーミングデバイスなどの賞品が用意された

いよいよ組み立てに挑戦 - 今年は「ゲーミングPC」が人気?

それではいよいよPCの組み立てに挑戦。先生役のスタッフの力を借りながら、参加者親子が協力してPCを組み立てていく。今年の傾向は例年よりもデスクトップPCが多め、特にゲーミングブランド「G-Tune」のミニタワーモデル「NEXTGEAR-MICRO」が人気のようだった。

まずはちゃんとパーツがそろっているか確認

CPUを取り付け、グリスを塗る

今回人気だったのは「G-Tune」のミニタワーモデル「NEXTGEAR-MICRO」。やはり3割引という価格が影響しているからか、ミドルレンジから上という構成が多かった

Intel Core i7-7700に水冷クーラー、32GBメモリ、240GB SSD、2TB HDD+500GB HDD、NVIDIA GeForce GTX 1070といったハイエンド構成を選択した参加者も。快適にMinecraftを遊びたいとのことでお子さんが構成を考えたという。お父さんは「こんなスペックいるんですかね?」と苦笑い

"最高難度"のLITTLEGEARに挑戦する親子も。お父さんが自分でも自作PCをするくらい詳しく、フラグシップのMASTERPIECEと迷ったそうだが筐体が大きくてお母さんからNGが出たとのこと

組み始めて40分を過ぎたくらいからノートPC組からは「できました」という声が上がる。また、デスクトップPC組も1時間ほどで組み上げる親子もいた。筆者を含むメディア陣も2017年1月にメディア対抗の組み立て勝負を行ったのだが、そのときのタイムよりも早い参加者が……。

ノートPCでもディスクリートGPU搭載のハイスペックモデルを選択する参加者もちらほら

早いところでは40分ちょっとくらいで組み立てを完了

「ちゃんと裏配線やってますよ」とITmediaの編集G氏に話したところ、「うるさいよ」と返ってきた

側面カバーを閉じてひとまず組み立て終了

組み立てたPCは動作チェックを経て、正式に完成となる。参加者に聞いてみると、男の子はそろって「Minecraft」がプレイしたいとのこと。すでにコンソール機やPCで遊んでいるが、Modを入れて遊びたいという声が多かった。また、Minecraftを使ったプログラムの勉強も盛り上がりつつあり、そうした学習効果を期待する保護者もいた。最後にはどの参加者もやり遂げた表情で飯山工場を後にしていた。

動作チェックをして正常に動作すれば完成

組み上げたPCは製品同様にしっかりと梱包して、そのまま持ち帰り、または配送となる