ドコモ、auから発売中のサムスン製Androidスマートフォン「Galaxy S8」と「Galaxy S8+」は、18.5:9というこれまでにない画面比率を採用。ベゼルの幅を狭めて前面ほぼ全部をディスプレイとする一方で、歴代のGalaxy Sシリーズでは初めて物理的なホームボタンをなくすなど、大きくデザインを変更している。その使い勝手はどうか。前モデル「Galaxy S7 edge」からGalaxy S8+に機種変更し、1ヵ月以上に渡って使用してきた筆者がレビューする。

Galaxy S8とGalaxy S8+の違いをチェック

レビューの前にまず、同時発売となったGalaxy S8とGalaxy S8+のスペックと、その差異についておさらいしておこう。

ディスプレイサイズ5.8インチのGalaxy S8(左)と、6.2インチのGalaxy S8+(右)。いずれも従来のスマートフォンに比べて大画面を採用しながら、コンパクトなサイズが特長だ。なお、写真は海外発表時のもの

Galaxy S8 Galaxy S8+
ディスプレイ 5.8インチ(2,960×1,440ドット) 6.2インチ(2,960×1,440ドット)
サイズ 高さ149×幅68×厚さ8.0ミリ、重さ約150g 高さ160×幅73×厚さ8.1ミリ、重さ約173g
カメラ 背面約1220万画素、前面約800万画素 背面約1220万画素、前面約800万画素
CPU Qualcomm Snapdragon 835(オクタコア) Qualcomm Snapdragon 835(オクタコア)
メモリー RAM4GB、ROM64GB RAM4GB、ROM64GB
バッテリー容量 3000mAh 3500mAh
電池持ち時間 ドコモ 約115時間、au 約100時間 ドコモ 約135時間、au 約115時間
最大通信速度(下り) ドコモ 500Mbps、au 590Mbps ドコモ 788Mbps、au 590Mbps

※違う部分を色付きのセルで表示

両者ではディスプレイサイズが異なるほか、大きさ、バッテリーサイズ、ドコモ版の場合は対応通信速度も違う。サイズは5.8インチのGalaxy S8の方が小さく軽く持ちやすいが、電池持ちはバッテリー容量が3500mAhと大きいGalaxy S8+が有利。実際にキャリアが公開している電池持ち時間も、Galaxy S8+のほうが15~20時間ほど長くなっている。さらにドコモ版では、Galaxy S8+のみ2017年8月以降にスタートする下り最大788Mbpsのサービスに対応予定だ。