さて、せっかくなのでほかの施設もザッとみてみよう。聖徳学園は創立90周年を迎え、記念事業として各所をリニューアルしたそうだ。美術・技術室、音楽室などには例外なくプロジェクター投影機能が備えつけられた最新のものだった。

特に印象に残ったのは“和室”。書道といった授業に使われるとのことだが、これほど本格的な和室を備えた学校はそうないだろう。

極めつけは、スタジオの存在で、映像や写真撮影に使われるという。和室もそうだが、スタジオを備えた学校というのも珍しいのではないか。

真新しい畳が敷かれた和室。スタジオも用意されている

こうした施設を見学させていただき、ICTだけではなく総合的に学びの環境を整えているのだなと理解した。これほどの学舎に通えるのは素直にうらやましいと思いながら、ガヤガヤと楽しそうにする生徒たちの声を背に、聖徳学園をあとにした。