高性能ディスプレイを体感

多数の魅力的な特徴を持つAQUOS Rだが、その中でもっとも注目したいのが液晶ディスプレイの性能だろう。フルHDの1.8倍となる2,560×1,440ピクセルの高精細な画面を、倍速120Hzのリフレッシュレートで表示することができ、応答速度も6msと超高速(一般的なスマートフォンで使われている液晶画面の応答速度は20~30ms)。動きの激しい動画やゲームも、残像の少ないなめらかな画面で表示できる。

この120Hz駆動ディスプレイの魅力は、テキストや写真では説明しづらいのが悩ましいところ。動作の例を挙げると、ブラウザアプリなどでWeb画面を表示してフリックした際には、Webサイトの文字がブレることなく、読める状態のまま画面がスクロールされる。3Dアクションゲームなども試してみたが、実にスムーズな動きで楽しめた。

前述したAQUOS Homeの快適なインタフェースも、ディスプレイ性能によるものが大きいと思われる。AQUOS Rの表示性能についてはぜひショップなどで実際に体感してみてほしい。まさに「百聞は一見にしかず」である。

なお、2017年9月4日まで、東京の表参道にオープンしている「AQUOS R Concept Gallery」にも注目。タッチ&トライはもちろん、NTTドコモ、au、ソフトバンクの端末カラバリもチェックできる。各キャリアとのコラボイベントも予定されており、少しでもお得に買えたりすると嬉しいのだが……(単なる希望)。

手元にあったフルHDディスプレイのスマートフォン(右)と画面を比較。AQUOS R(左)は2,560×1,440ピクセルの高解像度で細かな文字もクッキリと表示する

「設定」画面の「なめらか倍速表示」では120Hz駆動で表示するアプリを選ぶことができる

トップクラスの高速CPUや大容量の内蔵メモリに加えて、120Hz駆動のIGZOディスプレイを搭載したAQUOS Rだが、バッテリーの持ちは思った以上に優秀。また、連続して使用しても発熱はほとんど感じられない。

画面表示の検証用にインストールしたゾンビアクションゲーム「DEAD TRIGGER 2」を、仕事と称して1時間以上プレイしてしまったのだが、ほんの少し温かいかな、というくらいだった。省電力性に優れたIGZOディスプレイの特性もあるが、消費電力と発熱に関してもハード、ソフト両面でしっかりとチューニングされているようだ。