iOS 11におけるApp Storeの刷新は、一言で言えば、Apple MusicやNewsアプリのような雰囲気に変化する。その象徴的な存在が「Today」タブだ。Todayタブには、編集によって作られるコンテンツが用意され、日々のアプリの楽しみ方や新しいアプリの特集、ハウツーを知ることができるようになる。

例えば新作のゲームや、プレイ動画、写真アプリの効果的な使い方、今日のアプリ(App of the day)など、大きな写真や動画を織り交ぜながら構成されている様子が、デモやiOS 11のウェブサイトの画像からうかがえる。

Appleは、Apple Musicでも、各国の音楽ライターなどを雇い入れ、各国のApp Store向けにプレイリストを作成したり、日々のおすすめの音楽の編集を行ってきたという経緯がある。

App Storeも、ストアの「見せ方」を編集する担当者を各国に置き、毎日手を加えていくことで、App Storeを日常的に開いてもらおう、という「使い方の変化」を作り出そうとしている。ちょうど、OSに、そのOSで動作するアプリを最大限に楽しむためのマガジンが収録されているようなイメージになるのではないだろうか。