「LINE」は本格的にショッピングサービスにも参入する。カンファレンス当日の6月15日にサービス開始となった「LINEショッピング」は、LINEアプリの「その他」タブからアクセスできる。取り扱い商品はファッション、雑貨、コスメ、家電など多岐にわたり、100以上の企業が参入している。
実際の買い物はLINEアプリ内ではなく、販売元のサイトに移行して決済までを行うが、「LINEショッピング」を経由することで購入金額の最大20%のLINEポイントを受け取ることができる。LINEポイントはLINEコインに交換することができるため、例えばLINEショッピングで貯まったLINEポイントでLINEスタンプを購入する、といった使い方もあり得るだろう。「有料スタンプは欲しいが課金するほどではない」というユーザーは、今後LINEショッピング経由でショッピングするかもしれない。また、LINEポイントは1ポイント1円になる「LINE Pay」としても利用可能だ。
「LINE」アプリに機能を集約してポータル化へ
「LINE」を愛用している若年層に限らず、一般的なスマートフォンユーザーは、スマートフォンのストレージ容量が足りず、新たにアプリをインストールすることが少なくなっている印象だ。その状況から鑑みて、各アプリに分散していた機能を「LINE」アプリに集約していくというLINEの方向性は、ユーザーの指示を得られることだろう。
LINEのコアユーザーである中高生の視点で見ると、自撮りへのエフェクトはもはや当たり前で、カメラ機能のアップデートは期待されるところ。トークルーム内のライブ配信もヘビーに使うことが想定される。
「LINE LIVE」はニッポン放送を始めとして企業も積極的に参加しているライブ配信サービスであり、「LINE」アプリでの交流が可能になることにより、ユーザーにとっては配信者をさらに身近に感じられるようになりそうだ。