アイ・テック阪急阪神は6月7日、働き方改革の一環として、ワークスモバイルジャパン社の提供するビジネスチャット「LINE WORKS」を導入したと発表した。コミュニケーション効率と生産性の向上を目指し、阪急阪神グループをはじめとした企業へ同サービスの提案活動を開始する。

「LINE WORKS」は「LINE」のチャット機能を踏襲したビジネスコミュニケーションツール。チャット機能に加え、掲示板や組織階層型アドレス帳、予定表、ファイル共有などの機能が搭載されている。また、スマートフォンに最適化されたUIやユーザー管理機能、セキュリティ機能なども実装されているため、ビジネスシーンでも安心して利用できるという。

同社では、育児や介護などで一時的に通勤が困難になる社員への支援として、2017年1月から在宅勤務制度を導入。遠隔地でも業務できる環境を整備する目的で複数のコミュニケーションシステムを試験導入した結果、ユーザー負荷や社内情報管理、セキュリティなどの観点から同サービスの導入を決めたという。

現在は限定した部署で運用を開始しており、段階的に利用部署を拡大していく予定。利用者からは従来のやり取りと比べて手間がかからず、気軽に報告や相談ができるようになったことで、情報共有のための会議や内線電話の時間が短くなったと感想が寄せられているとのことだ。また、やり取りの頻度が増加したことにより、チームに一体感が生まれ、職場の雰囲気も良くなり、意思疎通の迅速化や業務の効率化につながっているという。

今後は、同社が自社内で検証した知見を基に、企業が「LINE WORKS」の利用を開始する際の導入支援や導入後のユーザー管理、ログ管理といったトータルでサポートする体制を構築。テレワークソリューションにおける1つの商材として同サービスの提案・導入を進めていくとのことだ。

また、同社とワークスモバイルジャパンの両社で、業務システムから通知機能への活用やAIを組み込んだ自動応答機能の開発などを継続して実施していくとしている。