さくら製造所は、庫内温度を0℃に設定できるワインセラー「ZERO CLASSSmart」シリーズ全3種(6/20発売)、および「ZERO CLASS Premium」シリーズ全2種(7/20発売)を発表した。SmartシリーズとPremiumシリーズではサイズなどが異なる。店頭予想価格は最小サイズが税込67,000円前後、最大サイズは税込230,000円前後。購入はヨドバシカメラ、ビックカメラ、上新電機など。

最小サイズのSB22(22本収納可)

最大サイズのSB103(103本収納可)

0℃に設定できるため、ワインセラーとしてだけではなく本格的な日本酒セラーやビールクーラーとしても利用できる。また、ワインの「液体温度」のふるまいをデータベース化し、そこから得られた特性を基に新しい温度制御プログラムを開発した。それにより、ワインの液体温度の「ブレ」を、0.1℃以下にまで安定させることが可能になった。

クーラーは、ワインで満タンにしたときに最も省エネになる設計になっている。内部の照明は2WほどのLEDライトを使用しており、必要最少減の光でお酒を紫外線による劣化から守ることができる。国内メーカー製の高性能ファンモーターを採用したことで、モーターの騒音も軽減した。ガラスの扉は右開きで、素材にLow-Eガラスという住宅などに使われる断熱や遮熱に優れた特殊ガラスをワインセラーとしては国内で初めて採用した。

「ZERO CLASS Smart」シリーズは、SB22、SB38、SB51の全3種。設定温度は0℃から20℃だが、SB38とSB51は上下に部屋が分かれており、下室は5℃から20℃となる。上室と下室は別々に温度を調節できるため、ビールをキンキンに冷やしながらワインを別室で保存することが可能。

SB38。上室と下室が分かれている

SB22は収納本数が22本、設置寸法はW420×H715×D527(mm)で重さは34㎏。SB38は収納本数が38本、設置寸法はW420×H1210×D527(mm)で重さは49㎏、SB51は収納本数が51本、設置寸法はW515×H1310×D527(mm)で重さは60㎏。年間消費電力量は、SB22が145kWh/年、SB38が245kWh/年、SB51が260kWh/年。

「ZERO CLASS Premium」シリーズはSB75、SB103の全2種。設定温度は0℃から20℃。こちらはケースに鍵がついている。SB75は収納本数が75本、設置寸法はW635×H1348×D610(mm)で重さは77㎏、SB103は収納本数が103本、設置寸法はW635×H1747×D610(mm)で重さは98㎏。両機種ともに年間消費電力量は185kWh/年。

ワイン、日本酒、ビールなど、幅広い利用が可能だ