さて、本製品はスマートフォンから電源を供給するので充電する必要はありません。購入してすぐに使い始められます。推奨アプリケーションのCameraFiをGoogle Playからインストールしたら、LookCamのUSBケーブルを接続するだけで自動的にCameraFiが起動します。非常にシンプルな使い勝手ですね。

なお、USB Type-C端子を装備しているスマートフォンでLookCamを使用する際にはアダプターが必要です。しかし、LookCamとKIWAMI 2の組み合わせではAnkerのUSB Type-Cアダプターは使用できませんでした。そのため今回はAUKEYのUSB Type-Cアダプターを使用しています。もしAnkerのUSB Type-Cアダプターで同様の不具合が出た場合には、他メーカーの製品をお試しください。

まずはCameraFiをGoogle Playからインストールします。日本語説明書にQRコードが掲載されています

今回はAUKEYのUSB Type-Cアダプターを使用して、LookCamをKIWAMI 2に接続しました。正常に認識されると、「このUSBデバイスにデフォルトで使用する」かどうかを設定するダイアログボックスが表示されます。チェックを入れて「OK」をタップします

これで設定は完了。以降はアプリケーションが終了していても、LookCamを接続するだけで、自動的にCameraFiが起動し、ライブビューが表示されます

意外と軽い本体、長時間装着もOK

装着感は見た目より軽めです。ヘッドマウントは両耳の前後を挟むように固定されるのですが、耳の後ろ側は柔らかなゴムでホールドされるので長時間装着しても痛みは感じません。また、カメラ自体の重量は実測約25gと軽量なので、左右のバランスも大きく偏りません。

ひとつ不満を感じたのがカメラの向きを変える調節機構。左右には無段階で調整可能ですが、上下方向には10段階で360度回転する仕様になっており、微調整ができません。上下方向にも無段階で調整できるように改良してほしいところです。現行製品ではヘッドマウント自体をずらすことで微調整するしかありません。

標準のポジションではカメラがやや上を向きます。カメラを下に回すと水平で止まらず、同じぐらいの角度で下を向いてしまいます

ヘッドマウントの耳かけは細身にできているので、メガネのツルとほとんど干渉しません

推奨アプリケーションのCameraFiは設定項目が豊富です。画質、映像の回転・反転、解像度、オーディオソースなどを設定できます。なお、本アプリは標準でオーディオソースが「使用しない」に設定されているので、LookCamのマイクを使用する際には「USBオーディオ」を選択する必要があります。

これはカメラモード。この状態でカメラマークをタップすると静止画を撮影します。動画を撮影する際には、ビデオカメラのマークをタップして動画撮影モードに切り替えます

これは画質設定画面。左から、brightness(輝度)、contrast(コントラスト)、saturation(鮮やかさ)、sharpness(シャープネス)、gamma(ガンマ値)、white balance(ホワイトバランス)を変更可能です

これは映像の回転・反転画面。右へ90度、左へ90度、右へ180度、上下反転、左右反転が選べます

撮影モードで左下の設定マークをタップすると、この「カメラの設定」画面が表示されます。解像度は1,280×720ドット、640×480ドット、640×360ドットなどから選べます

オーディオソースに「USBオーディオ」を選択するとLookCamのマイクを使用し、「内蔵マイク」を選択するとスマートフォンのマイクを使います