フタをせずに煙をカット、コンベクションオーブンとしても使える

発表会では、実際に屋外で「キャンプQ」を試すことができた。

WeberのBBQグリルはフタがあり、閉めて調理することが特徴だ。グリル内で熱を対流させ、独自の形状によって直火と間接加熱を可能にしている。熱が対流して均等に回るため、しっかり美味しく焼ける。

また、熱を逃がさない構造で、全方向から食材を加熱するため蒸し焼き料理も得意だという。ステーキや魚を直火で焼くことはもちろん、調理に時間を要するピザや丸鶏、ケーキも適している。

発表会の会場では、ズラリとキャンプQが並んでおり、一斉に調理をしていたが、煙は気にならなかった。これだけのBBQをやると煙がモクモク出て会話を楽しめなくなることもあるが、ゆったりと歓談することもできた。これなら都会のマンションでも、ベランダや屋上で楽しめるだろう。スマートで、都会的なBBQグリルだと感じた。

焼き上がったピザ、鳥の丸焼き、ステーキ、サーモンなどを試食したところ、どれも絶品。食材の繊細な風味とジューシーさを保ったまま、焼きムラなく調理できている。

建物の屋上で実際に調理が行われたが、煙は全く気にならなかった

ローストビーフは均等に火が通っている

殻付きエビも水分がしっかり残っていて美味しい

鶏肉は皮がパリパリだった

当日は、人気シェフのJamie Foy氏によるグリル体験も行われた。作ったのは、チキンラップとタルトタタンだ。

温度計がついているので、予熱が終わったこともすぐわかる。フタにある温度計を確認し、200℃になったら、食材を入れる。準備を含めて迷わずに調理できるため、料理を普段あまりやらないという男性記者たちも、手際よく進めていた。

キャンプQで焼いたチキンと、サラダをトルティーヤに巻くだけで、チキンラップのできあがり。鶏肉がジューシーで美味しい。タルトタタンも市販のピザ生地を上にかぶせて焼いたところ、焦げ目がついてもっちりしていた。メインからデザートまで調理できるのは嬉しい。

鶏肉に調味料をかけてよくもみこむ

外はカリカリだが、中はジューシー

BBQグリルでタルトタタンを焼く。火力が強いため、短時間で終わる