東芝ホームテクノは4月26日、IHジャー炊飯器の新製品「真空圧力IHジャー炊飯器」(RC-10/18VXL)を発表した。7月上旬から発売する。価格はオープンプライスで、推定市場価格は5合炊き(1.0L)のRC-10VXLが65,000円前後、1升炊き(1.8L)のRC-18VXLが68,000円前後の見込みだ。
新製品は、釜底に60度の丸みをつけ、釜底を5mmの厚みにした独自の内釜「鍛造かまど本丸鉄釜」を採用。炊飯時に圧力をかける高温加熱で大きな熱対流を生み出す「圧力可変コントロール」と、米の芯まですばやくを水を吸収させる「真空技術(真空αテクノロジー)」を組み合わせて炊く「合わせ炊き」により、ごはんの甘みと粘りをしっかりと引き出すという。
真空αテクノロジーは、浸しの工程で真空ポンプを用いて内釜の中の空気を抜いて減圧することで、加熱前までに米の芯まで水を浸透させる技術。真空と常圧を繰り返すことで米の芯まで吸水させ、米本来の甘みを出す。
「圧力可変コントロール」は、炊飯時に内釜の空気を閉じ込めて気圧を上げて細かく圧力を制御する技術。米の一粒一粒の芯まで加熱し、さらに高火力で米に熱を加えることで甘みや粘りを出す。
炊飯メニューも新たに追加した。以前から搭載している「雑穀米」コース、「麦ご飯」コースに加え、玄米と白米を混ぜて炊く「白米混合」コースを採用。浸し工程において、真空技術による浸しと細かな温度調整を組み合わせる。これにより、玄米の吸水を促進しながら、白米も糊化させずに吸水させるようコントロールしながら、白米と玄米の食感の差が少なくなるよう炊き上げる。
ほかのモデルとして、圧力と真空技術と丸底60度の「鍛造かまど銅釜」による「合わせ炊き」を搭載した「真空圧力IHジャー炊飯器」(RC-10/18VSL)を6月中旬から、真空技術と丸底60度の「鍛造かまど銅釜」を備えた「真空IHジャー炊飯器」(RC-10/18VRL)を6月上旬から発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はRC-10VSLが43,000円前後、RC-18VSLが46,000円前後、RC-10VRLが30,000円前後、RC-18VRLが33,000円前後。