説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iCloudの容量は減らせますか?』という質問に答えます。
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Apple IDを登録するとiCloudを利用できるようになり、もれなく5ギガバイトのストレージ容量を割り当てられてます。この容量は有償で増やすことができ、2017年4月現在50ギガバイト(130円/月)、200ギガバイト(400円/月)、1テラバイト(1,300円/月)、2テラバイト(2,500円/月)の4つのプランが用意されています。
この増量がiCloudストレージのアップグレードだとすると、減量するダウングレードの道も用意されています。すべてのApple IDに一律で割り当てられる5ギガバイトの容量は減らせませんが、有償アップグレードしたユーザが後日ダウングレードすることは可能です。具体的には、2テラバイトから1テラバイトに、200ギガバイトから5ギガバイトに、というダウングレードが考えられます。
アップグレードしたあと、有償プランを解約した場合や更新しなかった場合はダウングレード扱いとなり、無償プラン(5ギガバイト)に戻ります。ただし、解約直後に新プランの容量が適用されるわけではなく、現在のプランの期間満了後に新プランが適用されます。
ダウングレードの場合、iCloudストレージに保存されている容量がプラン容量を超える可能性が考えられますが、新プランが適用されるやいなや超過分が強制削除されるわけではありません。iCloudストレージへの書き込み(データの追加/変更)はできなくなりますが、なんらかのデータを手動で削除して使用済容量を減らすか、アップグレードして容量を増やせば、再び書き込むことが可能になります。
なお、iCloudストレージへの書き込みができないということは、iCloudメールの利用に不都合が生じることを意味します。メールの受信はメールボックスへのデータ書き込みですから、iCloudストレージに空き容量が生じるまではiCloudメールを受信できません。新容量プランの範囲に収まるよう、事前に不要なデータを削除してからダウングレードを実行したほうがいいでしょう。