スーパースローモーション撮影とPREDICTIVE CAPTURE(先読み撮影)

Motion Eyeは、新しいセンサー、Gレンズ、画像処理エンジンのBIONZを組み合わせたカメラシステム。新機能として搭載されたスーパースローモーション撮影と、PREDICTIVE CAPTURE(先読み撮影)が特徴的だ。

新たに搭載された、メモリ積層型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」。センサー、回路、DRAMを積層した

これによって実現されるのが、スーパースローモーション、PREDICTIVE CAPTUREの撮影機能と高画質化

スーパースローモーション撮影のUI。動画撮影モードにして、赤丸の動画撮影ボタンの上にあるアイコンがスーパースローモーション撮影ボタン

録画中にはスーパースローモーション撮影ボタンがアクティブになり、このボタンを押すと一瞬だけスーパースローモーションの撮影が行われる。撮影が終了したら、通常の動画撮影に戻り、再びスーパースローモーション撮影ができるようになる

スーパースローモーション撮影は、秒間960コマのハイスピード撮影を約200ミリ秒間行い、それを約6秒間にわたって再生するという機能。普通の動画にスローモーション映像を組み合わせた映像が撮影できる。

【動画】音声が流れます、ご注意ください

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一方のPREDICTIVE CAPTUREは、撮影した瞬間から4コマ分をさかのぼって記録し、撮り逃しを防ぐ機能。動きのある被写体を検知すると記録を開始し、シャッターボタンを押した瞬間からさかのぼって記録する。

PREDICTIVE CAPTUREは、被写体の動きを検出すると記録を開始し、シャッターボタンが押されるとさかのぼって4コマを記録する機能

決定的瞬間を撮ろうとしてシャッターボタンを押すのが遅れた、といった場合や、速く動く被写体を捉えたいときに有効。被写体があらかじめ動いていることが前提となるが、予測のつかない一瞬の出来事にも対応できる機能だ。スポーツ、ペット、子供の決定的瞬間を撮影するのに向いているだろう。

回転する発射台からピエロが飛び出すおもちゃ。発射されたと思った瞬間にシャッターボタンを押すが、普通ならすでに発射されてしまった後になる(画面の右下)。PREDICTIVE CAPTUREなら、さかのぼって記録されているので、決定的瞬間を押さえられる

最適な瞬間を1枚選んで保存できる。動きの速度によって撮影間隔をインテリジェントに変更しており、速く動く被写体では撮影間隔を短く、遅い被写体では長くするそうだ