2in1スタイルのWindows 10タブレットPC「Galaxy Book」

「Galaxy Book」シリーズはWindows 10を採用した2in1スタイルのタブレットPC。マイクロソフトのSurfaceシリーズのように、専用のキーボードカバーを本体に装着して、折りたたんだ形状を変えることで様々な使用スタイルが取れる。本体カバーの内側にはバックライトを乗せたキーボードが並ぶ。マグネット方式のPOGOコネクターにより、本体と簡単に接続ができるところも利便性が高い。

12インチのGalaxy Book

10.6インチのGalaxy Book

大判の12インチモデルには2,160×1,440ドットのHDR対応有機ELディスプレイを搭載。CPUはIntel Core i5シリーズの3.1GHz デュアルコアプロセッサー。10.6インチのモデルは1,920×1,280ドットの液晶ディスプレイで、Intel Core m3シリーズの2.6GHzデュアルコアプロセッサー仕様。どちらもメインメモリーにはサムスン製の4GB DRAMを載せている。データ伝送と充電用として2基のUSB Type C端子を搭載。イヤホン端子も備えるが、本機の場合はAKGブランドによるサウンドチューニングは行われていない。

専用キーボードケースを折り畳むとスタンドのようになる

本体とキーボードの装着はPOGO端子を採用

OSの表示はタブレットモードとPCモードから切り替えられる

本体の厚みは7.4mmと薄型化を実現しているが、発表会場のハンズオンで実機を手に持ってみたところ、キーボード付きだったせいかやや重みが感じられた。キーボードの打鍵感はとても心地良い。

ステッドラー社と共同開発した鉛筆のようなデザインのSペン

Samsung Electronics EuropeのCMOであるDavid Lowes氏は、「タブレットというカテゴリー自体が、いま大画面ファブレットが台頭してきたことによって縮小しつつある。だが、タブレットを家庭でのエンターテインメントツールとしてより使いやすいものに高めていければ、まだまだ伸びしろはある。コンテンツビューワーとして、あるいはリモコン代わりに色々な使い方を開拓していくことができるはず」と期待を寄せる。Galaxyのタブレットは、iPadの良きライバルとなれるのか。各取り扱い国・地域での販売は、4月下旬から5月上旬になる予定だ。

Oculusと共同開発のリモコン付き「Gear VR」

VRヘッドセットは米Oculusとの協業により開発したリモコン付属の「Gear VR with Controller」を発表。コントローラーにはタッチパッドとボタンの両方が載っている。片手でVRコンテンツの操作を機敏かつ正確に行える。APIも開発者向けに公開しているので、今後専用コントローラーに最適化されたゲームも増えていく予定だ。

専用リモコンが付属するGear VR新製品を発表

本体はGalaxy Sシリーズ、Noteシリーズのスマートフォンを装着してVRコンテンツを視聴する、従来のGear VRシリーズのコンセプトはそのまま受け継いだ。対応するスマホは、Galaxy S7 / S7 edge / Note5 / S6 edge+ / S6 / S6 edgeの6機種。