本体は当然、単体でタブレットPCとして使用できる。タブレットPC状態では、Windowsのタブレットモードがかなり使いやすかった。ディスプレイが高精細なため、2つのアプリを同時に起動させる分割表示でも狭く感じることもない。
ソフトウェアキーボードも大きく表示されるし、内蔵マイクでCortanaが使えるため検索やアプリの呼び出しなども簡単だ。レスポンスはCPUが第6世代のCore m3なのでちょっと心配であったが、実際に使ってみるとまったく気にならないくらい軽快だった。
筆圧検知は256段階に対応
ただ、キーボードが接続されていない、タブレットのみの状態でも、Windowsであればデスクトップモードがいいという人には、アイコンやウィンドウのボタンが小さく、タッチ操作しにくいかもしれない。その場合は付属のアクティブペンを使用すればいい。
このペンを使えば、マウス操作と同じようなことができるほか、手書きのようなメモも取れるし256段階の筆圧感知機能により多少なら絵を描くこともできる。さすがに本格的なイラストは厳しいが、ラフ画くらいはいけるだろう。特にWindows Inkとの相性はとても良く、付箋やスケッチパッドでは威力を発揮してくれる。メモ帳などに手書きで文章を書くこともでき、ちょっとした覚え書きを記録する時に役立った。
各種ベンチマークで性能を見る
最後はベンチマークでパフォーマンスをチェック。今回使用するのは、「PCMark 8」、「CHINEBENCH R15」、「CrystalDiskMark 5.2.1」、「WIN SCORE SHARE」、ゲームベンチ「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」。
■PCMark 8 v2.7.613 | |
Home | 2177 |
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■CINEBENCH R15 | |
OpenGL | 28.54fps |
CPU | 212cb |
■CrystalDiskMark 5.2.1 | |
Q32T1 シーケンシャルリード | 527.8MB/s |
Q32T1 シーケンシャルライト | 229.8MB/s |
4K Q32TI ランダムリード | 111.9MB/s |
4K Q32TI ランダムライト | 143.3MB/s |
シーケンシャルリード | 442.4MB/s |
シーケンシャルライト | 135.7MB/s |
4K ランダムリード | 16.52 MB/s |
4K ランダムライト | 47.13MB/s |
■WIN SCORE SHARE | |
プロセッサ | 7.1 |
メモリ(RAM) | 5.9 |
グラフィックス | 4.7 |
ゲーム用グラフィックス | ― |
プライマリディスク | 7.8 |
総合 | 4.7 |
■ドラゴンクエストX ベンチマークソフト(標準品質・1,280×720・ウィンドウ) | |
スコア | 4743(評価:普通) |
Intel Core m3-6Y30というCPUでどこまでできるのかちょっと不安があったが、タブレットPCとしては順当な数値が並び、これらの結果から見れば問題ないとわかる。特に、ドラゴンクエストX ベンチマークのスコアは4743であり、評価は「普通」と出たのには驚いた。1,280×720の標準品質ではあるが、このままでゲームが十分に遊べてしまうというのはちょっとうれしい。