米Appleは1月23日(現地時間)、macOS Sierraのアップデート「macOS 10.12.3」とiTunes 12のアップデート「iTunes 12.5.5」の提供を開始した。

macOS 10.12.3では、MacBook Pro (15インチ、Oct. 2016)の自動グラフィックス切り替えが改善し、また以下のような問題が修正される。

  • Touch Bar搭載MacBook ProでAdobe Premiere Proプロジェクトをエンコーディングする際のグラフィックスの問題。
  • スキャンで作成した検索可能なPDF書類が「プレビュー」で検索できない問題。
  • 暗号化を有効にして書き出したPDF書類の互換性の問題。
  • いくつかのサードパーティーのアプリケーションで、デジタルカメラからの画像の取り込みが適切に処理されない問題。

macOS 10.12.3でブラウザSafariが「Safari 10.0.3」にアップデートされる。リリースノートには記載されていないが、米Consumer ReportsによるMacBook Proのレビューでバッテリー動作時間が不安定になった原因のバグが修正されているはずだとMacworldは指摘している。

iTunes 12.5.5はアプリケーションのパフォーマンスを改善するアップデートで、機能の追加や変更はない。