三菱電機は1月18日、ビルトイン型IHクッキングヒーターの新モデル「びっくリングIH PT316H」シリーズの新商品体験会を開催した。

「びっくリングIH PT316H」シリーズは、3口タイプのIHクッキングヒーターだ。同シリーズでは、75cmワイドトップタイプと、60cmトップというプレート幅が異なる2機種を用意。希望小売価格はCS-PT316HNWSR(75cmワイドトップ)が税別425,000円、CS-PT316HNSRが価格405,000円。2月1日発売予定だ。

75cmワイドトップ のCS-PT316HNWSR

煮込み料理を手間なく調理

独自の「びっくリングコイルP」を搭載し、なべ底の部分的な加熱を実現。分割エリアごとに加熱を制御することで、かき混ぜ効果のある「対流煮込み加熱プラス」を起こす。新モデルでは、従来は3段階だった加熱を5段階にし、微妙な火加減コントロールを可能にした。

左が「びっくリングコイルP」。一般的な3kW IH用のコイル(右)と比較すると、大きさがよくわかる

カレーのルーを塊のまま鍋に入れ(しかも2段重ね)、10分間、煮込む実演(写真上)。外向きの対流と内向きの対流が交互に発生して、一切かき混ぜていないのにルーがきれいに溶けていた(写真下)

左は「びっくリングコイルP」搭載のIHで調理した鍋。加熱部位が切り替わるので、長時間の煮込み料理でも焦げつきを抑える

パウンドケーキが焼ける高さのあるグリル部

グリル部は、熱風循環加熱式を採用。焼き魚だけでなく、油で揚げないヘルシーな揚げ物、パンなど多彩な調理が可能だ。グリル庫内は、業界最大の有効高さ9cm(オーブンネットを使用しない場合)なので、パウンドケーキやロースとビーフなどの高さのあるメニューも調理できる。

庫内に熱風を循環させるので、油を使わずにサクッとした揚げ物を調理できる

スイッチを押すと、ライトが点灯し、調理の様子を確認できる

高さがある塊肉の調理も

少人数世帯向けのシンプルなモデルも

体験会では、4月21日発売予定の小世帯向けの「シンプルIH」シリーズも紹介された。2口タイプで定格30Aの「CS-G217DXR」は税別188,000円、定格20Aの「CS-G217DR」は税別168,000円だ。

「シンプルIH」は、よく使う機能のみに絞り、大型の操作ボタンを採用してシンプルに使いやすくしたシリーズ。グリルを省き、グリルの替わりに引き出し式の収納庫を設けた。トッププレートに加え、排気カバーもフラットにして掃除しやすくしている。「CS-G217DXR」には、「IH専用プレート」を付属。焼き魚や蒸し野菜などの調理が楽しめる。

「シンプルIH」シリーズ。引き出しにはキッチンツールなどを収納できる

付属の「IH専用プレート」。スキレット鍋のようにそのまま食卓に出すといった使い方も可能