ラティス・テクノロジーは1月17日、製造設備の機構を検証するパッケージ「XVL Kinematics Suite」と、その制御ソフトを仮想検証するパッケージ「XVL Vmech Simulator」の最新版を発売した。

新パッケージでは、設計変更が起こっても設定された機構情報を新しい3Dモデルに引き継ぐことができ、メカ設計者は変更後の機構を確認できるとともに、制御ソフト開発者も仮想検証を即座に開始することが可能。これにより、初期段階からメカ・エレキ・ソフトの設計を並列に行い、仮想モデルで前倒し検証することが可能となった。

初期段階からメカ・エレキ・ソフトの設計を並列に行い仮想モデルで前倒し検証

同社は「新パッケージにより設備開発プロセスのコンカレント化が推進され、上流工程での製造設備の品質の造り込みを実現しました。この結果、マーケットニーズに合致するタイムリーな製品出荷と高品質設備による安定生産といった、競争力を持つ工場の垂直立ち上げが可能になります」とコメントしている。