富士通は17日、13.3型軽量モバイルPC「LIFEBOOK UH」シリーズの2017年春モデルを発表した。2月16日に発売する。256GBストレージの「UH90/B1」と、128GBストレージの「UH75/B1」の2モデルを用意し、UH75/B1では13.3型ノートPCとして世界最軽量となる777gを実現した。
発売日は2月16日。価格はオープンで、店頭予想価格は税別190,000円前後から。
2015年1月に発表された「LIFEBOOK UH55/T」以降、UHシリーズとしては約2年ぶりの新モデル。軽量化を突き詰め、液晶ディスプレイ部材のスリム化や、バッテリ搭載スペースの構造最適化などで、UH55/Tでは約1.50kgだった重量を約半分となる777g(UH75/B1の場合)まで落とし込んだ。この重量は、NECパーソナルコンピュータの13.3型モバイルPC「LAVIE Hybrid ZERO HZ550/FAB」(779g)から2g軽く、13.3型ノートPCとして世界最軽量をうたう(同社調べ)。
本体素材はマグネシウム合金。キーボード面と底面カバーには、マグネシウム薄肉成形を採用した。また、UH75では、軽量かつ頑丈なマグネシウムリチウム合金(Mg-Li合金)を天板カバーで採用している。
基板は板厚を従来の1.0mmから0.75mmに削減し、一部に穴を開けることで、軽量化と放熱硬化を実現した。このほか、ACアダプタも同社のSHシリーズと比べ20%軽量化し、体積を25%小型化している。
本体の厚みは15.5mm。カラーはUH90がブラックのみ、UH75がレッドとブラックの2色を用意する。UH75で用意するレッドカラーでは、赤を綺麗に発色させるため4層塗装を採用。1層が赤、1層の赤を反射させ色の劣化を防止するシルバーを2層と3層で施し、4層では塗料の乗りをよくする黒を塗装した。
キーボードはテンキーレスの日本語配列。親指や小指で打つキーを軽く、このほかのキーを重くする2段階押下圧設計となっている。キーピッチは19mm。パームレスト右下には指紋センサーを標準搭載し、Windows Helloにも対応する。
バッテリ駆動時間は計測中だが、8時間以上を予定。急速充電にも対応し、30分で50%の急速充電が可能。このほか、USB 3.1 Type-C(Gen1)の採用も特徴。
UH90/B1とUH75/B1の違いはストレージおよびバッテリ容量。UH90/B1では256GBストレージを採用し、50Wh容量のバッテリを搭載。UH75/B1では128GBストレージを採用し、25Wh容量のバッテリを搭載する。
このほかの主な仕様は共通で、CPUがIntel Core i5-7200U (2.50GHz)、メモリがPC4-17000 4GB(オンボード)、グラフィックスがIntel HD Graphics 620(CPU内蔵)、ディスプレイが13.3型ワイド液晶 (1,920×1,080ドット)、OSがWindows 10 Home 64bit。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LANを備える。インタフェースはUSB 3.1 Type-C(Gen1)、USB 3.0×2、HDMI出力、SDカードスロット、92万画素HD Webカメラなど。
本体サイズも共通で、W309×D212.5×H15.5mm。重量はUH90/B1が約913g、UH75/B1が約777g。