バルミューダ炊飯器は売れるか?

目指すごはんのイメージを最初に共有して、それを実現するために最適な炊飯器を追い求めるというのが、同社のものづくりの仕方。「他社の動向などのマーケットリサーチではなく、こんなごはんにしたいという思いで走った」(同社広報担当)

炊飯器といえば、大手家電メーカーが、炊き上がりのごはんのおいしさにこだわったものや、ごはん以外の料理も作れる多機能なものなどを出している。アイリスオーヤマのようにワンポイントの個性で価格を抑えたものもある。最近も他社から個性的な製品が出たばかりだ。各社のこだわりの製品が多い中、どうやって同社は製品をアピールしていくのだろうか。

アイリスオーヤマ「銘柄量り炊きIHジャー炊飯器3合」

「バルミューダはCMをつくるといったことよりも、おいしさと、その製品がある生活、それがあることによってちょっとだけうれしくなるといったことを分かってもらう施策をしている」(同社広報担当)

少人数でも試食会を繰り返し、体験した人の口コミで興味を持つ人を増やす。そのようなことを継続して行い、製品の良さを伝え、ブランド力を高めていくのが同社流なのだそうだ。

炊飯器についても、2月あたりからメール会員向けの体験会をスタートし、訴求していくという。今年の目標台数は5万台だ。電子レンジ、コーヒーメーカーも今年もしくは来年の発売を目指して開発中。さらには、レトルトカレーの発売も検討しているという。製品を出すたびにファンをふやしていく同社は、炊飯器を出すことでどれほどファンを増やすことができるか。昨年から発売が告知されており、バルミューダファン待望の発売となるが、ポイントとなるのは、やはり炊き上がったごはんのおいしさをどれほど伝えることができるかだろう。今後の展開が注目される。