本機は、ハード的には前モデルから大きな変更はなく、CPUやストレージも同じ。今回試したモデルの場合は、第6世代インテルCore i5-6300U(2.40GHz/最大3GHz)、4GBのメモリ(最大20GBまで搭載可能)、128GBのSSDという構成だった。

ベンチマークもいくつか試してみたが、いずれも普段使いには十分な性能だった。ビジネス文書の作成や写真編集程度なら不満を覚える性能ではなく、実際、快適に作業できた。ここでは、大まかな目安としてWindows 10のシステム評価ツール「WinSAT.exe」とPCMARK 8 HOME ACCELERATEDの結果を記しておく。

WinSAT.exe

■WinSAT.exeの結果
プロセッサ 7.6
メモリ 5.9
グラフィックス 4.7
ディスク 8

※本機のメモリ搭載容量が4GBのため、WinSAT.exeの制限でメモリのスコアは5.9が最大となる

WinSAT.exeの結果

PCMARK 8 HOME ACCELERATED 3.0

■PCMARK 8 HOME ACCELERATED 3.0スコア
Score 3235
Test duration 38min 46s
Web Browsing - JunglePin 0.32814s
Web Browsing - Amazonia 0.13751s
Writing 4.07505s
Casual Gaming 20.07fps
Video Chat playback 1 v2 Accelerated 29.99fps
Video Chat encoding v2 Accelerated 59.00000ms
Advanced Photo Editing 1 0.20282s

PCMARK 8 HOME ACCELERATED 3.0の結果

本機の用途を考えると、パフォーマンス以上に気になるのがバッテリの持ちではないだろうか。カタログ値では、バッテリ駆動時間は約6.3~11.5時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver2.0で約8.9時間)となっている。

構成により幅があるようだが、実際はどのくらい持つのだろうか。バッテリベンチマークソフト「BBench」を「60秒間隔でのWeb巡回」、「10秒間隔でのキーストローク」に設定、電源プランや画面の明るさを変えながら計測したところ次の結果になった(なお、画面の明るさは各電源プランのデフォルト値のまま)。

BBench

BBenchの結果
電源プラン 画面の明るさ 駆動時間
ECO 10% 12時間46分
省電力 40% 10時間28分
バランス 40% 10時間15分
オフィス 56% 9時間29分

電源プランの設定画面

電源プランの設定画面で推奨されている「バランス」でも10時間を超える駆動が可能だった。室内での利用なら画面の明るさは40%でも見やすいので、通常は「バランス」に設定しておけば問題なさそうだ。いずれにしても、これだけ持てばACアダプターを一緒に持ち歩かなくても1日程度なら十分乗り切れるだろう。

なお、電源プランは上記以外にも「会議室(プレゼンテーション)」や「標準」、「飛行機」、「高パフォーマンス」、「高性能」などがあらかじめ用意されており、利用シーンに合わせて選ぶだけで最適化された設定を適用できる。たとえば「会議室(プレゼンテーション)」を選ぶと操作しない時間が続いてもディスプレイが消えず、点灯したままになる。「飛行機」を選ぶと薄暗い機内で使いやすいよう、画面の明るさが10%に設定される。