「VersaPro UltraLite タイプ VM」のアイソレーションキーボード。ファンクションキーが省略されておらず、矢印キーが押しやすい配置になっているなど、全体的にタイプしやすいつくりになっている

本機のキーボードはJIS標準配列で、キーピッチが19.05mm、キーストロークが1.8mmと、ノートPCとしてはかなり余裕のあるつくり。しっかりと押し込んでいる感じのあるキータッチで、長文入力も快適だった。

今回は約1カ月の長期試用だったので爪を伸ばしつつタイプしてみたが、キーピッチとキーストロークに余裕があるため多少爪が伸びていても他のキーに引っかかりにくかった。また、キートップが少しザラっとしていて爪が当たっても滑りにくいため、タイプミスが起きることも比較的少なかった。

キーボードは防滴仕様

メーカーによると、キーボードは防滴構造になっており、水滴がこぼれてもPC内部に入りにくくなっているとのこと。完全防水ではないのでこぼした量によってはPC内部に侵入してしまうこともあるが、その場合でも安全にシステムをシャットダウンさせる時間を稼ぐことはできる。さすがに今回その効果を試すことはできなかったが、コーヒーやお茶を飲みながらPCを操作することが多いユーザーにはありがたい仕様だ。

タッチパッドはクリックボタン一体型。マルチタッチやジェスチャーにも対応しており、フリックやピンチイン、スクロールなども操作できる。手前に少し傾斜があるためパッドのボタンが押し込みやすく、「押したつもりが押せてなかった」ということが起こりにくかった。

クリックボタン一体型のタッチパッド。パッドの手前に少し傾斜がついており、ボタンが押し込みやすくなっている

このほか、マウスを繋ぐと自動的にパッドが無効化されたり、[Fn]キー+[Space]キーの同時押しでパッドの有効/無効化の切り替えができたりするのも気が利いている機能だ。

Fnキー+スペースキーを同時に押すことでパッドの有効/無効化の切り替えができる