リニアテクノロジーは11月28日、3D構造によって小型パッケージで熱放散を上げて動作温度を下げることができる40A降圧μModuleスイッチング・レギュレータ「LTM4636」の販売を開始した。

同製品は16 x 16mm BGAパッケージの上面にインダクタを積み重ね、露出したインダクタをヒートシンクとして利用するため、どの方向からのエアフローにもじかに曝されてデバイスを冷却できる。また、周囲温度から40℃の温度上昇で40W (12V入力、1V出力、40A、200LFM)を供給可能であり、周囲温度83℃までフルパワーの40Wが供給され、周囲温度110℃で半分の20Wが供給される。

また、1Vの負荷に対して15A、30A、40Aをそれぞれ92%、90%、88%の効率で供給するほか、出力電力をスケール調整可能で、並列に接続して電流分担モードで動作する4個のLTM4636は160Wを供給し、温度上昇は40℃で効率は88%となる(12V入力、1V出力、400LFM)。

なお、1000個購入時の参考単価は38.85ドルからとなっている。