シリコン・ラボラトリーズ(シリコン・ラボ)は11月9日、Bluetooth Low Energy(BLE)対応の新製品「BGM12x Blue Gecko」SiPモジュールを発表した。

同製品はチップアンテナを組み込み、性能を落とすことなく小型化を実現。アンテナ用クリアランスも含めて基板上の実装面積を51mm2まで縮小した。同社のBlue Gecko Wireless SoCがベースとなっており、ARM Cortex-M4プロセッサ、高出力型Bluetoothパワーアンプ、高効率のオンボードアンテナ、外部アンテナオプション、オシレータ、パッシブ部品が組み込まれ、さらにBluetooth 4.2ソフトウェア・スタックや開発ツールがパッケージされた、オールインワン型のBluetoothコネクティビティ・ソリューションとなっている。

同社はBGM12x Blue Geckoについて「IoTにとって小型であるということは、超低消費電力や低システムコスト、高度な統合等と等しく、極めて重要な要素です。小型化は製品開発にとって重要であり、BLE市場にとってBGM12xモジュールほど相応しい製品はありません。BM12x SiPモジュールには、Bluetooth 4.2適合のソフトウェア・スタック等、必要なハードウェアやソフトウェアすべてが組み込まれており、小型のBluetoothデザインを短期間に、そして簡単に開発することができます」と説明しており、スポーツおよびフィットネス用ウェアラブル端末、スマートウォッチ、無線センサ・ノードのほか、スペースの制約がある各種のコネクテッド・デバイスに適しているとしている。