関連して、NAS内ファイルの検索機能「Synology Universal Serch」についても紹介。対応ファイル種を増やしており、例えば「SONY」で検索すると、ソニーのデジタルカメラ「サイバーショット」で撮影した(というexif情情報を含んだ)画像が表示されるなど、検索性が向上している。膨大なファイルを自動的に分類して検索できる機能は、容量が大きくなったNASに必須の機能として、すべての製品で対応する。

NAS内のファイルの検索機能は大幅に強化され、かつ全製品で利用可能となる

マルチメディア機能は、NAS用アプリ「フォトステーション」に共有オプションを用意。例えば、結婚式の写真で残すものや保留するものなど、公開した相手にコメントを付けてもらえる。また、「ビデオステーション」アプリにはペアレンタルコントロールが付き、「お父さん専用動画」を子供や奥さんに知られることなくNASに保存できる。そのほか、Android TV、Apple TVにも対応した。

フォトステーションは色分けや部分コメントが追加された。コラボレーション向けの機能だ

ビデオステーションはレーティングによる公開範囲の設定が可能。パパだけR18+の動画が見えるように設定できる

ビデオステーションはAndroid TVとApple TVに対応。画像は対応一覧

細かな機能として、USB Copy2.0も紹介。NAS製品によっては前面USBポートの横に「Cボタン」があり、インポートコピーの利便性を上げている。これがインポートだけでなく、エクスポートにも対応した。

コピーのトリガーとして、ホットプラグやGUI操作も可能となり、Cボタンのない機種でも操作が容易になった。ホットプラグを使ったデモも行い、USBリーダーを介してSDカードを差すと自動で時間別リネームしながらコピーし、終了後にアンマウント……という動作を披露した。

また、インターネット越しに自宅のNASにアクセスする「QuickConnect」が日本向けにパワーアップ。日本専用サーバーが用意されたため、レスポンスが向上するとのことだ。

USB Copy2.0は、NAS前面のUSB端子をより使いやすくする機能だ。デジタルカメラで使ったメモリカードを入れると、撮影写真をNASへと自動コピーするような設定が可能

インターネット越しにNASを利用するための「QuickConnect」は、日本専用サーバーが設置された