白組は「大容量で手ごろな価格、でも速く」、Synology製品が増殖中

白組 システム部 部長の鈴木勝氏

今回のユーザー企業紹介は、映像制作で知られる白組の鈴木氏が登壇。

白組は映像関係で幅広い手法と作品を「最先端と伝統をともに継続」して行っているとし、手書きやコマ撮りアニメーション、CG、VR/MRと幅広い。

そうした業務から、データ量も膨大に。現在、1.6PBほどのデータを社内に抱えていて、その半分がバックアップデータだそうだ。実際の制作現場ではパフォーマンス重視のストレージ製品を使用しているが、バックアップ用にもう少し大容量で安い製品はないかと探してSynology製品を知り、DS1515Plusを買ってみたという。

白組は「シン・ゴジラ」のCG制作を行ったことで知られている

最新の技術から手書きアニメ、コマ撮りアニメと伝統的なものまで幅広く手掛けている

映像データは膨大で、1.6PBほどを社内で保管。メイン業務ではエンタープライズ向けの製品を使っているが、そのほかの部分にSynology製品を利用拡大中

「お手軽価格で大容量」という理由でSynology製品を導入

使ってみての感想は、次のようなものだった。複数台あっても管理が容易、毎月のメールレポートで状況を把握できる、1つの管理画面で拠点すべてのNAS状態を把握できる、UPSを1台のNASに接続して連携したシャットダウンが行える。

また、2015年からは10Gbps製品も導入を開始しており、先日「DS3615xs+10Gbpsオプション」を導入。Windows Serverからコピーを行ったところ、7Gbpsほど出ており、速度的にも満足しているとのこと。未導入の企業ユーザーに対しては、小型製品で試すのもよいが、DS1515Plusからスタートすると今後の展開が理解しやすいとまとめていた。

CMSで一括管理できるとかなり便利で増えつつあるという。画面でも11台のNASを管理している

UPSも複数台を一台管理サーバーにすることで複数管理できるので便利だそうだ

ラックマウントのNASにコピーしたところ、7Gbpsの転送速度が出たということで性能も良好だという