ときどきiPhoneが勝手に電話をかけてしまいます!? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『ときどきiPhoneが勝手に電話をかけてしまいます!?』という質問に答えます。

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なぜかiPhoneが勝手に電話をかけてしまう、その原因は「音声による誤発信」または「ロック状態でなかったための誤操作」かと思われます。いずれにしても予防は可能ですから、頻発する場合は設定を確認しましょう。

音声による誤発信は、Siriまたは音声コントロール機能を有効にしているときに発生します。ロック状態でも発信できるため、単なる偶然でも電話発信の指示に近い音声パターンを検出したときには、呼び出しが開始されてしまいます。

この問題を回避するには、『設定』→「TouchIDとパスコード」の順にタップし、「音声ダイヤル」とロック中にアクセスを許可欄にある「Siri」の2つのスイッチをオフにします。Siriをオンにして音声ダイヤルだけをオフにすることはできますが、逆はできません。なお、ロック解除中は通常どおり音声ダイヤルが可能ですから、それほど不便を感じることはないでしょう。

もうひとつのロック状態でなかったための誤操作は、ときどき耳にする現象です。ロック状態でないままポケットやカバンに入れるため、なにかの拍子に画面に振動が伝わり通話関連のボタンがタップされてしまうのでしょう。

たとえば「ポケモンGO」は、歩数を稼ぐためにアプリを起動したままにしておくものですが、誤タップなどが原因で画面が勝手に閉じられてしまうときがあります。そこにホーム画面上の通話関連のボタンが誤タップされれば、意図しない通話が始まってしまいます。にわかには信じられないかもしれませんが、筆者は身をもってこの現象を確認しました。

電話の誤発信は、iPhoneがロック状態かつ音声ダイヤル無効であれば起こりません。友人・知人を困惑させないためにも、誤発信しないよう使いかたに注意しましょう。