VIA Technologiesは10月5日(台湾時間)、同社子会社であるVIA LabsのネイティブUSB Type-C対応USB 3.1-SATAIIIブリッジコントローラ「VL716」が、USBの標準化団体である「USB-IF(USB Implementers Forum)」のSuper Speed USB 10Gbps認証を取得したと発表した。

同製品は、最大10Gbpsの高速データ転送をサポートしつつ、USB 3.1 Gen1や、従来のHigh-SpeedモードやFull-Speedモードとの互換性を有しているほか、ネイティブUSB Type-Cサポートにより、USB MuxとType-Cの特徴でもある、逆挿し可能なコネクタへの対応を追加コストなしで実装することが可能だ。

また、5V-3.3Vリニアレギュレータや5V-1.2Vスイッチングレギュレータなどの低消費電力のUSB-SATAブリッジコントローラが必要とする電源機能も統合しており、BOMコストを低減することも可能となっている。

なお、同社ではネイティブUSB Type-C対応を必要としないニーズに対して、従来のUSB micro-Bコネクタに対応したUSB-IFの認証取得済みのUSB 3.1 Gen2-SATA 6Gbpsブリッジコントローラ「VL715」も提供しているという。

USB 3.1-SATAIIIブリッジコントローラ「VL716」を搭載したType-Cコネクタ