どこかで聴いたことのあるフレーズだが、だからこそ、この言葉には多くの人々の心を躍らせる力があると知っている。Nick Woodman氏が花道にしゃがみ込み、背負っていたバックパックからドローン「Karma(カルマ)」を取り出した瞬間、会場は「待ってました」と言わんばかりの大歓声・大拍手に包まれた。

■関連記事
米GoPro、折り畳み可能でスタビライザー付きの小型ドローン「Karma」を発表

Nick Woodman氏のバックパックからKarmaが登場

Karmaの特徴は大きくいうと2つある。まずは、本体と付属品をすべて専用のバックパックに収納して持ち運べるボータビリティ。4本の脚(と呼んでいいのだろうか)は折りたたみが可能で、プロペラも取り外しOK。コントローラーは5インチのスクリーンを搭載し、携帯用ゲーム機のようなデザインを採用しているが、こちらもドローンとともにバックパックにしまって持ち出すことができる。

2つ目は、マウントパーツ部にGoProのアクションカメラを装着して使う点だ。製品発表時点でマウントに対応するのは「HERO4 Black」「HERO4 Silver」「HERO5 Black」「HERO5 Session」の4機種。「HERO4 Black」などがサポートしてきた4K/30fpsの動画撮影機能を、ドローンによる空撮に持ち込めるのは大きなメリットだろう。

Karmaのコントローラー

次のページから、「HERO5 Black」「HERO5 Session」「Karma」の試用レポートをお届けするが、少し前置きさせてほしい。筆者はGoPro製カメラの作例によくあるサーフィン、マウンテンバイク、ラフティング、スカイダイビング、以上すべて未経験。休日はもっぱら自宅で東京03とラーメンズのコントを見ながらぼんやり過ごしている、運動不足のインドア人間だ。今回のアクティビティは、人生初の「エクストリームな体験」だったわけだが、体験してみたら、すっかりGoProのファンになってしまった。ので、そのあたりの衝撃も少しお伝えできればと思う。