米GoProは9月19日(現地時間)、米カリフォルニア州にて、新製品発表イベント「GoPro THE LAUNCH」を開催。アクションカメラ「HERO5」シリーズや、ドローン「Karma」などを発表した。本稿では、プレゼンテーションの様子や、新製品の試用レポートをお届けする。

イベントの会場となったのは、米カリフォルニア州にあるスコーバレー。山脈に囲まれているところを見ると、スノーボードやロードバイクなど、GoPro製品が活躍するシーンがいくつも思い浮かぶ。実際、冬場はスキー場として活躍する土地らしい

新製品のプレゼンテーションは、9月19日9時から特設テントにて実施。満員の会場に登場したGoPro CEOのNick Woodman氏が、大熱狂する観客とハイタッチをしながら花道を駆け上がり、幕を開けた。最初に発表されたのは、新たな4K撮影対応アクションカメラ「HERO5 Black」!

Nick Woodman氏

HERO5 Black

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HERO5 Blackは、音声コントロールに対応し、カメラに言葉をかけることで操作が可能。静止画を録りたいとき、英語の場合は「GoPro,Take a photo.」、日本語の場合は「GoPro、写真」というと、シャッターが切れる。製品発表の時点では、英語と日本語のほか、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、中国語に対応する。

次に、小型でタッチパネル非搭載の「HERO5 Session」を発表。HERO5 Blackと比較すると、静止画の対応画素数などで譲るが、4K動画の撮影や音声コントロールなど共通する機能も多い。

HERO5 Session

ソフト周りもアピール。GoProで撮影した動画や静止画をクラウド経由で簡単に取り出せるサービス「GoPro Plus」を発表した。米国では10月2日にサービス開始予定で、利用料金は月額4.99ドル。サービスに登録すると。動画編集で使えるサウンドトラックの数が拡大されるほか、GoProアパレルへの限定アクセス、GoPro.comにおけるマウントやアクセサリーの購入が20%オフになる特典などが受けられる。このほか、動画のインポートから編集、共有までを素早く行える動画編集アプリ「Quik」も紹介した。

動画編集アプリ、Quik。撮影した映像と音楽を素早く組み合わせられる

ここまで終えて、会場は開始当初の大熱狂から、少し落ち着きを取り戻していた。が、Nick Woodman氏の一言でまた火が付いた。

「One more thing」