「ふかそうち」が重要!

ゲームで頻繁に利用したアイテムについて聞かれると、卵を育てる「ふかそうち」を挙げた。「タマゴからは、珍しいポケモンが孵化することがある」とジョンソン氏。タマゴからは、ランダムで1体のポケモンが孵るのだが、「ふかそうち」がなくては育てることができない。ゲーム内では、課金アイテムとしても存在しており、効率よくポケモンを集めるには必須のようだ。

課金アイテムとしても用意されている「ふかそうち」。効率的なプレイには欠かせないようだ

今後、ゲームに付加されると良い要素を聞かれると「人々が一体化できるツールとして、相互にインタラクティブな連絡がとれるような要素があれば」とコメント。トレード機能やSNSとの連携など、情報を共有しながら、みんなで協力してポケモンを捕まえる、そんなイメージを抱いているようだ。

恋人とのディナー後、8時間プレイ

会社員でありながら、約2週間で142匹を捕まえたジョンソン氏。1日に、どのくらいのペースで捕獲していったのだろうか? 「会社には好意的に支援してもらってきた。ゲームのプラットフォームに携わる会社と取引があるため、Pokemon GOのメカニズムを研究することは、私の会社の利益にもつながる。もっとも、社員として週に50時間の仕事をこなしており、それをサボるわけにはいかない。したがって仕事が終わってから、恋人とディナーを楽しんで、その後にニューヨーク、マンハッタン、ブルックリンといった街を歩き回ってポケモンを捕獲していった。1日平均6~8時間は費やした」とジョンソン氏。会社からは「頑張って獲ってこい」と応援されていたという。

ところでPokemon GOを提供しているのは、株式会社ポケモンとアメリカの企業Nianticである。アメリカの人たちは、Pokemon GOについて「どの国のゲーム」という認識をもっているのだろうか。

そうした質問にジョンソン氏は「Nianticはアメリカ・サンフランシスコの会社だが、もともとポケモンと言えば、日本のキャラクター。いまやグローバルなゲームに成長したが、敢えてどの国のゲームかと言われれば日本と答える」と話した。これはアメリカ人の一般的な共通認識と言っても過言ではないそうだ。

Pokemon GOを開発するNianticはアメリカ・サンフランシスコの会社。ただ、ポケモンといえば日本という共通認識がアメリカ人の間にはあるそうだ